『腕利き泥棒のためのアムステルダム・ガイド』 クリス・イーワン | 固ゆで卵で行こう!

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腕利き泥棒のためのアムステルダム・ガイド (講談社文庫 い 116-1) 腕利き泥棒のためのアムステルダム・ガイド (講談社文庫 い 116-1)
佐藤 耕士

講談社 2008-08-12
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泥棒を主人公にしたシリーズを書くミステリ作家チャーリー・ハワードの裏の顔。

それは本物のプロの泥棒。

そんな彼が新作の執筆の為に滞在しているアムステルダムで「見猿・聞か猿・言わ猿」の人形を盗むように依頼される。

一見何の価値もなさそうな物を盗ませる事に、不信感を抱きつつも好奇心に負けて盗みに入るチャーリーだが、依頼を果たしてみると依頼人は拷問を受け殺されてしまい、チャーリー自身が容疑者として疑われる事に・・・。






ウェストレイクの作品みたいな感じのものかなと期待して読んでみました。


しかし、「見猿・聞か猿・言わ猿」の三猿に隠された謎というのは平凡であるし、それが明らかにされるのが偶然からというのはなんとも・・・。


それにヒロインのマリークの造形もいまひとつ。


犯人に関してもたいして意外でもなかったですし、最後の推理を披露する場面も無理があるような・・・。


もっとも、ユーモア溢れる会話や展開で、テンポもよくサクサクと読めたのは良かったですね。

オチの付け所も良かったです。

もう少ししっかりプロットを練ってくれれば面白いシリーズになるかも知れないです。



ところでこの作品中で何よりも最も不満に思った点は、チャーリーが執筆中の新作の中でミスをした部分、ブリーフケースの問題を解決してくれないところかも知れないですね(笑)。