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阪急電車
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阪急電車の今津線を舞台に、一駅ごとに別々の乗客の人生の一面が描かれる連作短編集。
一駅ごとに乗降する人々。
その中で繰り広げらる人生の縮図。
それぞれ別々の人生を歩んでいるはずだけれど、レールが繋がっているように実はそれぞれ繋がっている。
そう、その繋がりぐあいが実に読んでて楽しい。
微笑ましい恋の始まり。
討ち入りを果たした白いドレスの美しい女性。
暴力を振るう彼氏との別れを決意する女性。
人として教えれらる出来事。
あらたな友情。
などなど、電車の中で繰り広げられるそれらの会話や出来事は、誰のものであってもおかしくない身近なもの。
それらの出来事が、折り返しの駅で電車が折り返すとき、再び新たな運命がまわりだすように描かれるという点も楽しかったですね。
阪急電車といえば、妻の実家が阪急沿線なもので年に何度か利用しているのだけれど、舞台となる今津線に関しては昨年王子動物園に遊びに行った帰りに宝塚に行く用があった時に利用したことが一度だけあります。
その時に見た車内からの風景や雰囲気などを思い出しながら楽しめた一冊で、こういうのをドラマや映画にしたら面白そうだなとも思いました。
