『路上の事件』 ジョー・ゴアズ | 固ゆで卵で行こう!

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路上の事件 (扶桑社ミステリー コ 12-2) 路上の事件 (扶桑社ミステリー コ 12-2)
坂本 憲一

扶桑社 2007-07
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1953年、大学を卒業した青年がヘミングウェイのような作家になることを夢見て放浪の旅に。


そして行く先々の場所で出会う人々や出来事。


それぞれが青年にとってはかけがえのない経験に。


さまざまな経験を重ねても、どこか純朴で少年のような実直さとロマチシズムが擦れずに青年が成長していくロード・ノヴェルの形をとった青春小説。


しかし各パートが独立した話になっており、まさにロード・ノヴェルだった前半部分と探偵事務所で働くようになった後半のハードボイルド調な部分が、最後の最後でリンクしていき、ひとつの長編探偵小説として形成もされます。


本書を魅力的にしているのは、一人の青年の成長を描きつつ長編探偵小説として成り立っている部分もあるけれど、何よりも各場面が色彩豊かに映像として脳裏に浮かぶような描写にあるのではないでしょうか。