- 津田 雅美
- 「eensy-weensyモンスター (2 )」(花とゆめCOMICS)
本屋さんに寄ったらいつの間にか出てました、津田雅美の「eensy-weensy モンスター」の2巻にして完結編。
1巻(1巻の記事はこちら )で葉月が偽王子から本物の王子キャラへと育っていったのと同時に、七花も心の中に買っていたモンスターが現れなくなったものの、二人の距離が近づき自分の心の中の想いに気付き始めて・・・といった感じの2巻。
2巻で終わるのはちょっと勿体無かったなぁ。
葉月が七花の事を好きだと自覚する様子もそうだけど、七花が葉月の事を好きだと自覚する様子などは微笑ましく読めたのだけれど、互いの気持ちが通じ合ってからの物語ももう少しだけ読みたかった。
小悪魔な七花に振り回される葉月が見たかったかも(笑)。
ところで作中で七花の友達のれんげが言うように自分の中の「怪物」を好きとは言えないけれど、向き会う事で見えるものってのは確かにあると思うし、そういう風にいつまでも思えるようにありたいと自分自身に願いたいですね。
それにしても自分は王子キャラでもなんでもないけれど、葉月が七花の事を想う気持ちはなんだかよく分かるなぁ(笑)。