- 著者:田中 哲弥
- 『大久保町は燃えているか』 (ハヤカワ文庫)
大学の推薦入試に合格し、高校卒業までの暇つぶしにとアルバイトをする事にした堀田幸平は、車を走らせバイト先へ向かう途中で兵庫県明石市大久保町へ迷い込んでしまう。
だが、なんと大久保町はナチスの占領下にあり、地雷原に車を突っ込ませてしまった幸平はレジスタンスの工作員と間違えられて拘束される事に。
復活版「大久保町三部作」の第二部は、書き下ろしの番外編を加えるなどしたコレクターズ・エディションとして登場。
第一部の『大久保町の決闘 』とは、舞台が大久保町で酒場がやたら多かったり国連病院の看護婦さんが怖かったりなどの一部を除き、前作が西部劇だったのに対して今回はなんとナチスの占領下にある大久保町という舞台設定に大きく様変わり。
もちろん登場人物も違う。
けれど、その面白さが変らないのは保障付き!
前作が楽しめた人なら、思わずニヤニヤしながら読むこと受けあいだ。
とにかくこの面白さは読んでみないと分からないとしか言いようが無い。
緊迫した状況下でありながらも、なんともぬる~く感じられるように進ませる、著者のストーリーテラーぶりを堪能しましょう(笑)。