- 著者:北方 謙三
- 『水滸伝(5) 玄武の章』 (集英社文庫)
ついに星がおちた。
梁山泊が叛乱軍として見られるように勢力をこれ以上つける前に、青蓮寺が仕掛けていた罠がついに発動する。
そこで見られるのは壮絶な男の死に様。
梁山泊に掲げられていた、名前の書かれていた札が赤い裏面に変る。
あまりにも大きい英雄の死。
そしてこの機を捉えて一気に勢力を削がんと二竜山と桃花山に向けられる軍。
それは初めてといっていいような、志を持つ漢たちと国との大きな戦い。
その戦いでも大きな損失を梁山泊は受けてしまう。
この戦いは志を持つ漢たちの心に何を残したのであろう。
戦には勝利したかに見えるが、死なせてはいけない漢を死なせてしまった梁山泊。
着実に仲間を増やし勢力を広げつつはあるのだが、この戦は大きな転機となるのかも知れない。