- 著者:北方 謙三
- 『水滸伝(4)道蛇の章』 (集英社文庫)
妾を殺した罪で逃亡する事になった宋江。
だが梁山泊には向かわず各地を回り、民の苦しみ、官の汚濁、そして志を持つ同士を繋ぐ旅に出る。
江州へ向かう旅路の中で新たに巡り会う漢たち。
その漢たちの心に宋江は何を残したのか。
一方、青蓮寺による逆賊への追求も本格化。
狙うは宋江と楊業の血を引いた楊志。
犠牲を出してでも勢いを止めて梁山泊を潰しにかかる。
人が生き、そして死んでいく中で、残された者が出来る事とは・・・。
また、逆に先に逝く者は何を残せるのか・・・。
死はただの哀しみではなく、志を活かせるものになるのか。
漢たちの戦いの意味。
それが見える時に志は根付いていくのかも知れない。