『D-狂戦士イリヤ』 菊地秀行 | 固ゆで卵で行こう!

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著者:菊地 秀行
『吸血鬼ハンター 18 D-狂戦士イリヤ』 (ソノラマ文庫)

Dの前に現れた女ハンター、イリヤ。

イリヤの目的は幼い頃に貴族に襲われ連れて行かれた兄弟を探し、そしていまや貴族の眷属となった兄弟を抹殺する事。

だが、そんな彼女自身が追っている貴族から逆に狙われていた。

何故、イリヤが狙われているのか、果たしてその目的は・・・。







吸血鬼ハンター“D”シリーズの第18作目。

今回は幼い頃に貴族に襲われて連れて行かれてしまった兄弟を抹殺するためにハンターとして旅する美貌の女戦士を共にDが旅を。

一見普通の女で、とてもハンターには見えないイリヤ。

ひとたび戦闘ともなれば凄腕のハンターに変るのだが、彼女自身はそれを自覚していない様子。

兄弟を連れ去った貴族たちを捜し旅するイリヤが、逆にその貴族たちから狙われる訳とは?!


“D”シリーズの魅力と言えばダンピールと呼ばれる貴族(バンパイア)と人間のあいのこである“D”その人にあるわけだけど、“D”の出生の秘密と共に“D”に寄生している左手の存在も大きい。

“D”と左手のまるで漫才のようなやり取りは楽しいのだけれど、それ以外にも世界設定やその描写も楽しみの一つ。

今回は冒頭の雨のシーンや水を使った場面が実に印象的だった。


また、今回最も印象的なのは“D”とイリヤが旅の途中で寄った街で、二人が寄り添うように歩く場面。

イリヤが纏う衣装のせいで、それはまるで○○○のよう。

“D”の女性ファンは嫉妬のあまりページを破ってしまうのでは?!(笑)