- 著者:北方 謙三
- 『水滸伝〈2〉替天の章』 (集英社文庫)
この巻では志を胸に動き続けた漢たちが、寄るべき旗を掲げる事が出来るまでが描かれます。
梁山湖に浮かぶ塞に集う盗賊達。
元々は大義を抱えていた漢たち。
しかし頭領である王倫が大義を失ってしまっていた為、その集団は単なる盗賊達と思われるようになっていた。
そこに宋江の命を受けて入り込んだ淋冲は、塞を手に入れるべく内側から働きかける。
元々持っていた志。
それを再び淋冲という漢に出会う事で再び燃やし始める漢たち。
漢の心を動かすのは、やはり漢なのだろう。
そしてこの国の中枢にも、国を守る為に働くものたちが。
その内に秘める志は違えど、彼らもまた漢なのでしょう。
寄るべき旗を掲げたとき、志をもつもの達の心がどのように動いていくのか。
次巻も楽しみだ。