- 著者:栗本 薫
- 『第六の大罪 伊集院大介の飽食』 (講談社)
名探偵“伊集院大介”シリーズの最新刊で、現代のグルメをテーマにした中・短編集。
それぞれ趣向を凝らしてあり、久々にこういった短編が読めるのは嬉しい限り。
3つの短編と1つの中篇で成る本書だが、最後の中篇は少々やり過ぎな気がしないでも。
やり過ぎというか、さすがにいくらなんでも警察もおかしいと気付くでしょ、と(笑)。
個人的には伊集院大介が殆ど絡まない「食べたい貴方」という短編がお気に入り。
ところでここのところずっとソフトカバーで出されていた“伊集院大介”シリーズ。
今回はその薄さもあってかハードカバーに。
正直ファンしか買わないのではと思われるシリーズだけに、ハードカバーで出して利益を上げなければ・・・というような出版社の思惑が見え隠れすると思うのは気のせい?(笑)
できればこういった中・短編集は、文庫、もしくはノベルズで出してくれるとありがたいなぁ(笑)。
それにしても久々の短編集だったけど、昔の『伊集院大介の私生活』や『伊集院大介の冒険』のような雰囲気のものがもっと読みたいですねぇ。