3月上旬から、コロナの影響により、普通のお笑いライブ(お客さんをいれてやるお笑いライブ)は中止で、無観客の生配信ライブを行うことになった。
初めのうちは、「劇場でナマでお笑いライブが見れないのは、とても残念だけど、家にいながら、劇場さながらのライブが観れるのは、ありがたいなあ」と、少しだけ気楽に(前向きに?)考えてしまっていた。
そして、「普段、あまりテレビに出ず、劇場ライブを中心にやっている芸人さんなどは、無観客生配信ライブにより、youtubeで全国に配信されるから、本当はすごく面白いのに、テレビに出てなく、世間に知られてない芸人さんなどは、これがチャンスでもあるのでは?」なんてことも、考えてしまっていた。
先に起こる、世間がもっとコロナの件で深刻な状況になるのも知らずに・・・。
実際、よしもとの生配信ライブが、大阪チャンネルにて、アーカイブで1週間無料で見れることになっていたが、そのコメント欄などに、そういったコメント「〇〇(←芸人名)、今まであまり知らなかったけど、生配信ライブで見て、すごく面白かった、はまった」等書いてあったのを結構見たりした。
生配信ライブのおかげで、知名度が上がった、人気が少し出た芸人さんもいらっしゃると思う。
そういう、生配信で、家で劇場ライブが見れるという、特殊な期間がしばらく続くかと思っていた。
しかし、そう甘くはなかった。
突然、関東圏内と、静岡県の劇場の無観客ライブが、中止になり・・・。
初めは、「まさか、無観客ライブまで中止になるなんて、無いでしょう。見間違えかな?」とくらいにしか思ってなかったが、無観客ライブさえも中止になることになって、事態が深刻なことをどんどん実感していった。
唯一、関西圏や九州の劇場のライブは、少し続いていたが、それも、更に、状況が変わっていった。
大阪の「なんばグランド花月」と、「漫才劇場」のみの、無観客ライブになってしまった。
それでも、まだ、「なんばグランド花月」「漫才劇場」だけは、無観客ライブが存続するかと思っていた。
「なんばグランド花月」「漫才劇場」だけが、唯一の希望だった。
しかし、今から約1週間以上前に、その希望も無くなり、全劇場 無観客ライブも中止になってしまった。
こんな事態、誰が予想しただろうか?
こんな深刻になるとは思ってなかった。自分の考えが甘かったかもしれない。
まあ、こういうことも予想した上で、日々危機感を持って生活をするのが一番良いのだが、やはり、今までの普通の日常からは、想像が出来なかったので、今のような状況を予測出来なかった。
(無観客ライブが始まった当初、「ハッシュタグ 吉本全劇場生配信 をつけて、いろいろ投稿し、盛り上げていきましょう」みたいなことを仰っていたが、今はむなしく、もうそのハッシュタグは使うことはない。)
芸人さんみたいに、お客さんあっての商売、人の前に立っての商売・・・
こういうことが起こった時、こういうことになってしまうのか・・・と、痛感した。
ミュージシャンも、いろいろな形態はあるが、ライブ演奏を中心にしているかたなどは、収入も途絶えるし、仕事も無いということになってしまう。音楽教室なども、今は中断になってしまっているところも多いと思う。
(音楽関係でも、DTMなどで、家で制作するようなお仕事のかたは、今回の事態もあまり影響無いだろうが)
いろいろ考えてしまう。
(私はよくも悪くも、頼まれて演奏することもしているが、それだけでは生計立てられないので、他に仕事もしているのが、今は幸運となったが・・・。私も、演奏を頼まれていたライブが中止になってしまったりしたが。)
例えば、このような状況があと半年も続くとなったら、そういう人前でお客さんありきの職業のかたは、どうなってしまうのだろうかとも考える。
そういう職業でなくとも、今は、もうテレワーク中心で・・・ということになってしまっているのだから、いろいろ考える。
それと、違う観点で・・
「外出自粛」と強く言っておきながら、仕事休めない人もいるのは、確かだ。
現に私も、普通に出勤している。
仕事一通り終わって、家に帰る前に 食料品や日用品の買い物をしようと思っても、だいたい20時には閉まってしまうし、19時に閉まってしまう店も多い(早いと18時に閉まってしまっている店もあるので)。
それどころか、5月GW明けまで、閉店のお店も結構多い。
買い物にも困ってしまうし、夜、仕事から家に帰る帰り道では、シャッターが閉まった店、しーんとした街を通って帰るのも、少し気味悪い。
何が言いたいのか分からなくなってしまったけど、3月初めの頃からをふと振り返ってみたら、なんだかすごい1ヶ月半だなと今ふと思った。
これから先のことは誰も分からないが、1日1日出来ることを・・。
いつか、劇場で生でライブを見れる日が来ることを願い・・。