『モブ恋』読みました。


ジャケ買い。というか、タイトル買い。
なんか内容が想像できそうなタイトルだが
そんな私ごときが想像できたら商売にならんでしょ
と、期待と興味で読みだしました。


モブとは、物語の中のヒロインやヒーロー。
または、サブヒロインやサブヒーロー達のさらに後ろにいる
背景のようなキャラクターのことです。


やはり登場人物全員がグイグイ前にでてきたら、うざったいでしょう(笑)


隣の幼馴染の女の子。
学校の先輩(生徒会長)。
学校の後輩(妹の友達)。
妹または姉。


これがメインキャラだとすると。


隣の幼馴染の友達
生徒会副会長(真面目なうるさ方)
妹の友達の友達


みたいな、先頭には出ないけど、後ろでなんかやってる
感じのキャラクター。


それが、モブキャラ!


そんなモブキャラの恋の話。


世界はキャルゲー空間です。
(いいのだ、よくあることなのだ。)


語りは、南代春馬(みなみしろはるま)。
ギャルゲー主人公の渡会秋兎(わたらいあきと)の友達設定。


春馬は背の高いイケメンだが、ざっぱりモテない。
一方、秋兎は見た目は小さいメガネ少年だが。
モテモテ。半端ないモテモテ男。


幼馴染、委員長、校内ナンバーワン美少女、担任の女教師そして
妹までもが、秋兎を狙ってる。


そんな世界だ!!


モブキャライケメンの春馬は、ある日の放課後、行きつけの

旧校舎裏で、ラスメイトの森崎由布子(もりさきゆうこ)が告白の

練習をしているところを見てしまいます。


翌日、森崎に春馬は呼び出され実は昨日、春馬に気が付いていた事
秋兎のことを好きだってことを、黙っていてほしいと頼まれます。


森崎は、告白するつもりはないと言いました。

秋兎には幼馴染のちえりがいます。
とても森崎の入り込む隙はありません。


森崎は、秋兎をあきらめるために、あそこで告白をしていたのです。


そんな森崎を春馬は応援したくなりました。


春馬はちえりが好きだったのです。


そんな、モブキャラ同士で、メインキャラを追い越して
恋の下剋上を決意したのです!


って、感じでいろいろやっていくのですが、やはりそこは
凡人の私には想像もつかない展開が!。


さーさー


お互いの恋の応援をするうちに
どっちから折れるのか!?的な無粋な想像はやめたくなるような
展開に、うっかりもらい泣き(笑)


もうすっかり気持ちは、9回裏の負けてる方を応援したくなる
高校野球状態です。


もうすぐ3巻が出るそうなので、早く読まなくてはです。







絶対ナル孤独者〈アイソレーター〉2読みました。


タイトルの下に「発火者」とあります。
1巻は「咀嚼者」でした。


少々おさらいすると、突如宇宙から飛来した赤い目の寄生物

〈ルビーアイ〉は人を殺すことを目的としています。


対して黒い目の寄生物〈ジェットアイ〉はルビーアイを無力化し世界を

守る。というお話です。


赤・黒それぞれ、寄生する宿主の負の感情というかトラウマから

その能力を決めています。


咀嚼者は、母親の歪んだ愛情から歯を失い噛む事への異常な

欲求から。


主人公のミノルは、両親、姉を殺されひとり生き残った事から

逃げたいが、犠牲になった姉を思うと死ぬに死ねず、全て

無かったこと。世界から無視されることを願う思いから

完全なる孤独。いかなる干渉を受けない能力を得ます。


さて今回の「発火者」は、どんな能力で、どんな状況からその能力を

得たのでしょうか。


咀嚼者との戦いで知り合った、同じジェットアイを宿す「加速者」ユミコ

その本拠地へ案内されます。


教授と呼ばれたチームの指揮官は、小学生のような幼女だった。


発火者は以前から追いかけていたルビーアイでした。


本格的にルビーアイ討伐に参加することになったミノル。

互いに能力を使うと居場所を察知されやすくなることがわかって

いるため。用意周到な発火者を探し出すことがなかなかできません。


ミノルの能力なのか、もともとの能力なのか。

ミノルの洞察力で発火者特定に近づきます。


発火者の本当の能力とは。


「加速者」ユミコの能力に至るまでの過去とは。


1巻2巻とも「加速者」ユミコが表紙です。
ユミコとミノルの関係はこれからどうなるのでしょう。


前回、咀嚼者から救い記憶を操作された箕輪さんとは

どうなるのでしょう。


作家の川原先生のWeb小説はこの絶対ナルがあって

ソードアートオンラインがあって、アクセルワールドに至ったと

どっかに書いてあったような。


なるほど、と思いました。

3巻も楽しみですが。次は4月。


あれ?巻末予告ではアクセルワールド夏頃。
ソードアートオンラインは秋頃となってるな。

四月はお休みか?


とにかく。よろしくお願いいたします。




俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる1読みました。


アニメから入ったこの作品。
アニメ自体は、再放送2回目くらいでようやく
受け入れられた感じ。


主題歌はよかった。

原作はもっと良いはずだと読み出しました。


やっぱ、アニメになると良いとこと
残念なとことあるな~。


アニメで、気がつく描写もあれば、原作のあの表現がない!

とかね。


アニメを見てからの本読みなので、キャラクターをイメージし声を

再現して読みますね。


俺とは季堂鋭太(きどうえいた)
彼女とは夏川真涼(なつかわますず)
幼なじみとは春咲千和(はるさきちわ)

こんの3人のお話です。


鋭太は国立の医学部を目指す高校生。
千和は剣道一筋少女から、もてまくりたい願望へ転換した
痛い少女だった。


そんな鋭太のクラスに帰国子女として真涼が転校してきた。


学校中が、どよめく美少女の真涼だが、鋭太は勉強優先の

アンチ恋愛派だった。


そんな鋭太の隣になった真涼は、一緒に帰るよう鋭太を誘います。

騒然とする校内を通り、二人っきりになったところで鋭太は真意を

真涼に問います。


真涼は言いました。


転校してきてからほぼ毎日、告白されていると。困っていると。

だから彼氏になってくれと。彼氏のふりをしてくれ。偽物の彼氏。


フェイクになってくれと頼みます。


もちろん拒否した鋭太でしたが、とんでもない物を真涼は持って

いました。


鋭太が中学生の頃の痛い日記です。


中二病な日記を真涼に握られていたのでした。もはや

黒歴史を握られた鋭太は真涼の言う事を聞くしかありません。


そんなフェイクな二人の関係が始まりました。

幼なじみの千和は穏やかではありません。


安全だと思っていた鋭太との関係が揺らいだのです。

そんな3人の修羅場の連続。


アニメで、一様の結末は知ってますが
原作は続いてるようなので、そこを
楽しみに、読んでいきたいと思います。


二期があるかわかりませんが、始まる前に
追いつきたいです。






「ひとつ海のパラスアテナ」読みました。


第21回電撃小説大賞受賞昨です。

毎年4月に締め切りがあり、翌年の2月10日に発売されます。


発表は、前にあったかもしれないけど、気がつかなかった。

発売と同時だったかな。


ま。ミーハーな私は、だいたいアニメになってるとか、有名な作品

ばかり読んでるので。
一様、作品紹介とかは電撃文庫マガジンで読みますが。

まず、買わない。


数年して、気になり気になり・・・で、やっと買う。みたいな感じ。


今年も電撃文庫大賞の季節なのね。と、大賞受賞作のページを

見て、一目惚れ的衝動。




イラストが良い。

青が好き。

海が好き。

ショートカットの美少女が好き!

セーラー服が好き!

ミニスカートが好き!!


と、いくつもの奇跡が重なり、翌日には買ってました。


作家さんのインタビューを読み。ツイッターをフォローして準備万端。


物語は。

地球の地殻変動で陸地がすべて沈んだ地球、アブター。

陸があり、ビルが建っていた頃をビフォアと呼ぶ時代。


一人の少女が船で旅をしていました。

名前はアキ。相棒はオオムガエルのキー。


キーは見た目カエルですが、オオムのように
言葉を真似ます。


この二人の会話がとても楽しい。


陸のないアフターの世界では、ビフォアの世界にはあった木が

腐れ木となって漂流。
海流の滞った所にゴミと一緒に集まり重なり絡み合って

できたのが、浮き島。そこで人々は暮らしていました。


アキはそこでメッセンジャーとして働いています。


男として。


やはり、そんな世界では、女はアレなんでしょう。

と、妄想しつつ。読んでいくと。


アフターの世界では、セーラーとスカートは海の男の象徴。

と、なってました。


海には、ビフォアの時代のビルが「ビルディン礁」

として珊瑚礁のように浅瀬を形成していました。


そんなビルの中には、ビフォア時代の遺跡というか

使えるもの着れるもの食べれるものをサルベージして

生活の糧にしていたのです。


作品の中でビフォアからの言い伝えみたいな
間違った解釈的な表現とか言葉使い、道具など、世界が

終わって生き残った人々の子孫はきっとこんな会話をしてる

のではないかと、笑える内容となってます。


アキには両親がいました。
しかし、海賊に捕らえられアキだけが父によって脱出できた

のです。


一人きり小さなヨットで海に出た少女の壮絶な生き残りの

お話です。


壮絶です。


萌えもあります。


バトルもあります。


白い嵐に巻き込まれ、死を覚悟するような漂流の果てに

一人の少女に助けられます。


ちょっと大きなヨットで少女が二人きり。


アキはろくに異性というか、人との接触が稀薄です。


そんなところに、ちょっと大人な少女が・・・。


まさかの!百合展開!!


やはり時代はユリか!ユリ熊嵐か!(笑)


二人は、騙されて海賊に捕まります。

アキはお姉さまを救出できるでしょうか!


食事をすること、生きること。生き続けること。


もしかしたら、奥深いテーマが隠れてそうですが。

二人の少女から目が離せない!


4月には早くも2巻はでるそうで楽しみです。


気が早いですが、動くアキが見たい。
あの、青い海が見たい。


表紙がとにかくキレイ!


本屋さんで探してみてください。







「アホ」になれば誰でも№1営業に変わる!読みました。


数あるビジネス書で、何をきっかけで手に取るか。
もちろん、目的がはっきりしているなら、そのコーナーで
または、タイトルから関係性をみつけて、選ぶでしょう。


そのタイトルに「アホ」を使うとは、なんて勇気でしょうか(笑)

実は、著者の富永香里さんは、私たちの社長のお知り合いでして
先日、ご本人様にもお会いしました。


ブログに書く事もお伝えしているので、なんか緊張しますね(笑)


会社では、社長からいろいろな書籍や講演会の話を聞きます。
どれにも共通していることは、成功している方々は、失敗から
試行錯誤し成功を導き出していると言うこと。

だれも、最初から成功などしないこと。


成功すれば、それまでの失敗は、成功するための「気づき」の

きっかけで、決して無駄ではない事。が、わかります。


我が社も、成功し!社長には本を書いてもらって、全国を講演会で

周ってもらいですね!


是非、私をマネージャーとして雇ってください(笑)


さて、「アホ」になれば誰でも№1営業に変わる!ってことですが。


「アホ」なら№1営業になれるんだ!


なんて、短絡的に考えてはいけません。

本書の冒頭に「アホ」の定義として、商談の場では商品知識を

自慢するでも自分の有能さをアピールするでもなく。
お客様より一歩下がって、お客様を主役にし、お客様にしゃべって

頂く。と、あります。


よくわかんな~い。


そうですね、これはかなりハイレベルな事かもしれません。
商談の空気感というか、営業マンのかもしだす空気というか、そういう
お話だと思います。


アホの意味を模索しつつ、次に出てくるは「コーチング」です。

本書の大半はこのコーチングの話です。


コーチと言うと、どうしても野球のコーチを連想し、物事を指導し

教える的なイメージがしますが。

ここで言うコーチングとは、ネットの言葉を借りると。


相手の話をよく聴き、対話し、自発的な行動を促す事。


本書の中では、「アホ」になって、お客様に気持ちよくしゃべって

もらってお客様の方から、買いたい!と言ってもらう!


と、いう事です!(ちがうか?)


本の中では、商談での話しの入り方、進め方、閉じ方。と、あります。

印象に残ったのは、お客様にイエスと言って貰う質問のしかた。


私は商品を売るような営業ではありませんが、交渉する事に関しては
参考になります。


うっかり結論を急ぎすぎて、自分本位の質問になりがちだったと
反省しました。


この本の凄い所は、営業トークで使う冗談のネタが書いてある事です。
なんという勇気でしょうか!


ビジネス書はそれほど読んではいませんが、こんなに軽い乗りの本は

見た事ありません。


営業って苦手だ。人と話すのが怖いとか。もっと成績を上げたい。
もちろん独立した経営者の方も。

きっと、なにか「気づき」を発見できると思います。


是非、読んでみてください。お勧めです。