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スタンディングダブル

愛知県の高校野球や大学野球の観戦記

2014年春季 愛知大学リーグが開幕。


名古屋大学七原152キロを計測


七原優介投手の2014年公式戦初登板試合を観に行ってきました。



主将に就任し背番号が11から10に。


東海テレビ、CBC等のテレビ局が取材に来ていました。

スカウトも7、8球団ぐらい来てたようですね。

関根大気選手に太鼓判を押したことで一部では有名なオリックスの由田スカウトの姿もありました。


初回の3つ目のアウト(三振)で152km/hを計測してネット裏の偵察部隊がどよめいていました。

ただ速いだけじゃなく球に力と角度がありコースに決まってるのが凄いんですよね。

東都1部リーグや六大学のエース級と比較しても五分かそれ以上のピッチャーだと思います。


七原投手のピッチングは計3回見ていますが、過去に見た時よりは四球(たぶん3つ※調べたら5つだったそうです)が多めでしたが被安打は3本に抑える及第点の出来。

(一塁へ矢のようなけん制球を繰り出しランナーを刺すシーンもありました)

わかっていても打てないストレートはやはり愛知2部リーグでは規格外の球なのでしょう。

立ち上がりより終盤の方がまとまりと球威が増す点は昨シーズンと変ってませんでした。

ストレートをフルスイングさせないピッチングワークを身に付けたらプロでの活躍も鉄板だと思います。


来週はおそらく愛知2部リーグで最強の打力を持つ名商大との対戦です。

果たしてどういうピッチングを見せるのか。

豊川 全力出し切った 履正社に延長で敗れる(中日新聞)


選抜準決勝の豊川、凄かったねぇ・・

愛知代表の試合でここまで感動したのは何時以来なのか思い出せないですね。


先発が阿部君だったり、8回裏に4点差をひっくり返したり、試合中に投手が尽きて野手の急増投手でマシンガン継投したりと(氷見君は135km/h弱のストレート投げてたねw)、

選抜準決勝でここまで大胆な選手起用ができる今井監督は物凄い名将になるんじゃなかろうかと思ったりしました。

今大会を通じて最も全国に名を売ったのは間違いなく豊川でしょう。

負けてここまで賞賛されるチームは稀だと思います。

夏に必ず甲子園へ戻ってくるという決意の下、豊川ナインは誰一人として甲子園の砂を持って帰らなかったそうです。


履正社打戦相手に5回無失点と奮闘した阿部投手


西武の浅村みたいな変態インコース打ちも見せたリードオフマン中村三塁手

逆方向へのシングルヒットなら何時でも打てるんじゃないかと思うぐらい神がかってましたね


あと、愛知出身の永谷投手との対決が実現したのは因縁めいたものを感じましたね。


準々決勝までは無失点だった永谷投手から連打で大量点を奪った打線は間違いなく全国屈指のレベルでしょう。

打倒・豊川を合言葉に愛知の高校野球もより活気づくだろうし夏が非常に楽しみになりました。

沖縄尚学のエース山城投手のカウント球(アウトコースのストレート)を狙い撃ちして
序盤でセーフティリードを得た豊川が危なげなく勝利。
山城投手のストレートに負けない為に打者一巡目はバットを短く持つようにという
今井監督の指示があったそうです。

豊川が沖縄尚学・ライアン山城を攻略!初出場でベスト4進出(サンスポ)

という訳で昨秋の明治神宮大会の優勝校を下す金星を挙げたわけですが、
一回戦でも神宮大会準優勝の日本文理を下しており、
とても初出場とは思えない見事な快進撃を見せております。
正直、自分はこの沖縄尚学戦で負けて終わるだろうなと予想していたので、
このスコア差と試合内容には驚きました。
昨秋の東海大会の頃よりも遙かに強いチームになった感じがします。

この日のヒーローは3番打者の氷見捕手。



一打席目と二打席目で連続タイムリーを放つ大活躍。

氷見捕手の打撃も見事でしたが、トップバッターの中村選手が本調子になってきて手がつけられない状態になってきました。
広角に打てるタイプですが選抜ではコースに逆らわない打撃で野手の取れない位置に落としてくるようなヒットが目立ちますね。

ハイライト動画

エースの田中投手は一回戦で180球以上投げたダメージが大きいのか平均球速がだいぶ落ちている感じで、低めのスライダーを多投して凌いでいました。
いよいよ厳しくなってきたなぁ・・という感じですね。
次戦の相手が投手リレーで勝ち上がってきた履正社というのは分の悪さを感じますが、
持ち前の全員野球で是非とも決勝進出を決めて欲しいところです。
初出場の豊川がベスト8、池田を下す(サンスポ)

記事にするの忘れてました。
初戦はノーヒットに終わった杉浦君が池田高校戦では好守に大活躍。






エース田中空良を中心とした全員野球で池田に勝利。
追加点を奪ってもっと楽な展開にできなかった事が唯一の課題点でしたかね。
ここまでは組合せが決まった時点での想定内の出来事。
この後の沖縄尚学戦は流石に分が悪いかなって思ってたのですけどね~

池田高校戦ハイライト動画

ここからはあまり良い写真がありませんw

今大会中に撮影する機会があれば、撮り直してきますね。



背番号10 阿部竜也

豊川の二番手投手。技巧派タイプの左腕。


背番号2 氷見 泰介(以下6枚)

マスクを被った9回までは巧みなリードで強打の日本文理打線を散発に封じ込めた。

打撃でもセンター前ヒットを記録。







ベンチに下がってからは味方の攻撃時に田中空良のキャッチボール相手を務めた


背番号18 山本 拳世
日本文理戦には代走で出場。

昨秋の県大会では2番打者として出場していた選手。


背番号12 今井竜司(右)

延長10回から出場。打撃でも良い当たりを放った。


背番号7 山田 大地(以下2枚)
9番打者とは思えない鋭いスイングを持つ強打者。

左翼手としても好プレーを連発。



背番号18 佐藤廉

さよならタイムリーをかっ飛ばした5番打者。


背番号8 杉浦 健太

昨秋の東海大会準決勝では選抜行きを決める、さよならタイムリーを放った選手。

秋県大会では7番打者で起用されていた強打者。


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試合終了後、グラウンドに挨拶する豊川ナイン


今井監督


池田高校戦も良い試合になるといいですね。


日本文理 背番号1 飯塚悟史

ドラフト上位候補の逸材。

巧みなピッチングワークと馬力のあるストレートで豊川打線を苦しめた。

打者としてもレベルが高く、昨秋の明治神宮大会ではバックスクリーン超を含む2HRをかっとばした。














背番号5 中村胤哉(以下四枚)

昨秋の東海大会で大暴れしたリードオフマンにして愛知ナンバーワン級の名三塁手。

試合終盤までは甲子園の重圧に苦しみチャンスで一本が出なかったが、

延長十回裏に起死回生のタイムリーヒットを放った。


左脇を空ける独特の打撃フォーム




背番号4 島 快莉(以下四枚)

昨秋は9番打者で起用されていたが選抜では7番打者として出場。

小技と堅守が売りの二塁手。

選抜初戦はノーヒットに終わったが得意の守備では安定したグラブ捌きを見せた。





島君と言えば、しゃがんで一呼吸置くこの仕草


背番号6 高桑平士郎(以下2枚)

遊撃手&四番打者。

背負い投げのようなスローイングと風を切り裂くフルスイングで対戦相手を威圧するパワフルファイター。




背番号9 武市啓志(以下5枚)

選抜前の練習試合でホームランを連発。

日本文理戦でも猛打賞と急成長を遂げた強肩スラッガー。






9回裏、結果的に同点打となったライト前ヒットを放った瞬間のシーン





背番号1 田中空良

一冬越してスケールアップ。
昨秋の県大会準決勝(中京大中京戦)で見せた究極ピッチを再現するような内容でした。
両サイドに切れ味抜群のストレートと変化球を投げ込み、三振の山を築く圧巻の投球。
まっすぐな軌道で伸びてくる球がほとんど無く、ことごとく手元で変化するからなのか芯で捉えられる打球が試合終盤まではほとんどなく、今大会屈指のスラッガーと見られている飯塚選手も高速チェンジアップ(?)でことごとく内野ゴロに仕留められていました。

二年の秋に中京、東邦、常葉橘、大垣日大、静岡、三重などの東海圏の強豪校相手に1人で投げ抜いた経験が相当大きかったのかもしれないですね。
負担のかかるフォームで投げてる割には連投も効くし安定感もあるので、延長13回を投げ抜いたダメージが甚大で無ければ次の池田高校戦も良い投球をしてくれるのではないかと思います。

















打者としての田中空良






合わせるようなスイングで外野に飛ばすタイプのバッティング。
投球スタイルも打撃スタイルも去年の愛工大名電でエースだった東君に似てますよね。

一つ心残りなのは「飛びます飛びます場外飛びます S・O・R・A」を甲子園で聴けなかった事かなw

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初陣・豊川 歴史的1勝 ナイン躍動、スタンド歓喜(中日新聞)

9回以降はミラクルの連続だったので喉が痛くなるぐらい叫びましたw
先制された時点で敗色濃厚と思ったんですけど、驚異的な粘りでしたね。
延長戦で2点も取られたところで今度こそ終わったと思ったら、またしても同点に追いつき最後はさよならタイムリーで勝利。
初出場で対戦相手が優勝候補という逆境を跳ね返す執念、これは下手したら優勝すらあり得るかも。
新チーム以降の豊川は計4試合見てますが、正直ここまで強いチームだとは思ってなかったです。

五番打者佐藤廉による、さよならタイムリーのシーン4枚








昨秋ほとんど試合に出ていなかった佐藤廉君や9番の山田大地君、
途中から出場した控え捕手の今井君らの素晴らしい打撃力を目の当たりにした感じ、
野手層では県内で頭二つは抜けてるんじゃないかなと思います。
不発に終わった上位陣の分は新戦力と下位打線が見事にカバーしましたね。

延長13回を投げ抜いた田中空良の状態が心配ですが、二回戦以降もかなり期待できそうですね。

見逃した方はここで見れます

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2012年に名電と浦添商の試合を観に行って以来なので1年半ぶりの甲子園。
やっぱり日本一の球場。もう数十回はここに来てるけど毎回感動しますね(^ω^)





池田高校の人気でスタンドは超満員。
三塁側特別席で観戦する予定が中央特別席で観る羽目に。
昔は1400円ぐらいだったのに今は2000円もするんだね。
中央特別席のチケットも売り切れ寸前でギリギリのところで買えました。

名西投手(池田)




神崎投手(海南)




野球の神が池田を勝たせようとしたとしか思えないような劇的な幕切れ。
海南は遊撃手の空山君が二打点&守備でのスーパープレーで勝利の立役者になるのかと思いきや、
最終回に逆転負けのきっかけとなったエラーをしてしまって天国と地獄を味わう一日になってしまいました。
この経験を乗り越えて夏も甲子園に帰ってきて欲しいですね。



右手の負傷で戦線離脱したエースの岡本投手が伝令で登場したシーン