愛産大三河1×-0豊橋南(10回裏サヨナラ)
豊川vs星城に続き9/22の愛産大三河と豊橋南の観戦レポ
(ここに書いている事ってレポとして成立しているのだろうか?)です。
豊橋南といえば1997年夏の県大会で決勝まで進出した世代を思い出します。
主砲・古木(横浜→オリックス)擁する豊田大谷に阻まれ甲子園出場はならなかったのですが、
試合中盤までは豊橋南がリードしていて、古木のバックスクリーン直撃弾が出るまでは
甲子園に手が届きそうなところまで来ていたんですよね。
当時のエースの谷山投手 は気迫を前面に押し出す力投派右腕で、
3アウト目を三振で抑えた時のガッツポーズが印象的でした。
あれから16年。再び豊橋南に現れた好投手、白川智基君。
ストレートの最速は140km弱で高校入学時には東邦からも誘いがあったという話も。
長身のオーバーハンドをイメージしていたのですが、身長はそれほど高くなくガッチリした体格。
そしてパワーで押すような本格派ではなく、コースを丁寧に突くスタイルでしょうか。
アウトコースのストレートに力があり右打者の膝下に沈む変化球も持っています。
出どころの隠し方は摂津(ソフトバンク)に似た感じで、そこからの腕の振りはコンパクトでした。
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この試合は愛産大三河vs豊橋南というよりは、両チームのエースによる投げ合いといった感じでしたね。
愛産大三河の1年生エース平松君は旧チームから公式戦で登板していた期待の投手。
同じ日に行われた豊川と星城の試合とは真逆で、金属バットの快音が全く聞こえてこない試合でした。
両投手の前に凡打を繰り返す両チームの打線。
試合終盤にようやくポツポツとチャンスを作り始めるも自滅やらなんやらでなかなか一点が入らない。
三塁を踏んだ回数で言えば豊橋南の方が多く、そろそろ平松君を陥落できるかも?
という空気が漂い始めてきたかなと思いきや、
愛産大三河がワンチャンスをものにして延長10回サヨナラ勝ち。
愛産大三河は旧チームが春夏と県大会で好成績を収めたし復権し始めた感がありますね。
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サヨナラのホームを踏まれた瞬間から整列直前までの間、
白川君はグラブを叩きつけて悔しがっていました。踏ん張りきれなかった自らへの怒りだったのかな?
失点するような当たりのヒットではなかっただけに悔しさはわかりますね。
タイミングはアウトでしたがサヨナラのホームインを決めたランナーのスライディングが絶妙でした。
豊橋南は公立の進学校ということだし環境面でのハンデはあるかもしれないけど、
16年前の世代のような快進撃を起こせるようにチーム一丸となって頑張って欲しいですね。
豊橋南の打撃陣が行っていた謎の腕立て伏せ。
河合完治がやっていた肩甲骨の動きを意識するとかいうやつですかね。
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