「今、非正規雇用は四割。若者の問題はみんな非正規からくる。給料が安い、いつクビを切られるか分からないというのでは、将来の生活の目安がつかない。これでは消費は増えない。非正規は全従業員の何%までと決めるクオータ(割り当て)制を法制化する」
-九条改憲の考え方は。
「現行憲法の基本理念と原則は堅持する。安倍晋三首相が言うような改憲には反対だ。だが、現行憲法だって直すところはある。改憲の私案だって出している」
-全ての一人区で野党統一候補を立てた。
「大きな第一歩だ。各党が本気で連携すれば、絶対に一人区は勝つ。野合批判を恐れず、安倍政権とどっちがいいのかと、堂々と国民に訴えればいい」
-一方で比例代表の統一名簿は実現しなかった。
「選挙区と比例が違うと、自分の党の系統が出る選挙区はやるが、そうでないと比例に力が入る傾向になる。民進党は(合流で)議員数は増えたが、支持率は下がった。大小の野党がみんな力を合わせてやってくれ、という(国民の)願望にまだ沿っていないということだ」 (清水俊介)