今回の参院選に際し、安倍総理は消費税10%への引き上げを2019年10月まで再度、延期することを決 定しました。
しかし、2度にわたる延期は安倍総理が掲げてきた政策の破綻を示すものであり、安倍政治の完全な失敗 を意味すると思います。
アベノミクスですが、スタートして4年を迎えようとしておりますが、日本経済はどんどん悪くなる一方です。
あげくに、政府と日銀が一体となって、無謀な金融政策を進めた結果、日本は特定の人だけが得をする、 ゆがんだ社会になってしまいました。
一方で政府は隠していますが、国民の皆さんの財産である年金の損失は、すでに 10兆円にも達するとい われています。
また、労働環境も悪化の一途をたどり、非正規雇用は増え続けております。年金や医療などの社会保障も 先行き不透明感が増すばかりであります。
生活がこれでは成り立たないという不満や、いつか日本はこのままでは破たんしてしまうのではないかとい う不安が、今や国民の間に渦巻いています。
特に、若い人たちは経済的な不安定さから結婚もできない、あるいは結婚しても子どもを産めないという状 況です。
これでは少子高齢化に、ますます拍車がかかるばかりであります。
それなのに、安倍総理は今回の選挙で、さらにアベノミクスのエンジンを「フル稼働させる」と言っておりま す。
しかし、このままでは国民生活はもとより、日本という国自体が成り立たなくなってしまう可能性さえありま す。
私は、この日本を破たんから救うためには、ずばり安倍政権が進めている市場経済万能の政策を180度 転換させ、生活を第一に考えた政治に切り変えることこそ必要であると確信しております。
具体的には、子育て・教育、家計・雇用、年金・医療・介護と、生活全般に対して政治が責任をもつことで す。
例えば、子どもを産み、育てやすくするために子ども手当は絶対に必要です。現にフランスは、手厚い家族 手当や、子ども手当によって出生率が2.0を上回ってきて、人口が増加しています。
日本の少子高齢化を解消するためにも、子ども手当は必ず復活させなくてはなりません。
また、教育に関しては高校授業料の無償化を堅持するとともに、今いろいろと問題視されている奨学金に 関しましては、給付型の奨学金制度の創設が絶対必要だと思っております。
また、日本のGDPのうち、6割以上が国内消費、つまり皆さんの日々の買い物で成り立っているわけであり ます。このことを考えれば、国民の所得を上げ、個人消費を増やすことは、日本の景気をよくするための絶 対条件なのであります。
個人の収入を増やすためにも、非正規雇用の正規化を図る雇用対策も早急に行っていかなければなりま せん。
私は、そのためには例えば各企業に対し、非正規雇用の制限を義務付けるクオータ制を導入する必要が あると考えております。
そのぐらいのことをやりませんと、グローバル化が進む中で正規雇用を増やしていくことはできません。
また、社会保障につきましては、国民皆保険制度を堅持し、かつ窓口負担を軽減すること。そして、厚生年 金や国民年金など年金の一元化をして、分かりやすい制度にすること。さらに、最低保障年金制度を創設 して、誰もが安心して暮らせるセーフティーネットを築いていくことも必要です。
こうした政治を行うためにはアベノミクスと決別して、日本の政治が「等しからざるを憂える」という政治の基本理念に立ち返らなくてはなりません。
私は、古い話ですが、仁徳天皇の「民の竈(かまど)」の話を政治活動の原点としていますが、血の通う政 治とは、まさにこのことです。
民の竈、すなわち国民の「生活」を第一に考えるのが政治の基本です。
また、日本はいまだに、明治維新以来の官僚支配が続いております。しかし、これが機能不全を起こし、現 在の激動する社会に対応できなくなっています。
こういうときは、小手先の方策でやり過ごそうと思ってもだめです。
まさに、革命的な改革が必要です。その根本は官僚支配を見直し、中央と地方の権限と役割を明確にする ことであります。
そのためにはまず今までの既得権にメスを入れ、旧来の補助金制度を見直し、地方へ権限と財源を移譲 することです。
地方が自由に使えるお金を増やすことで、本当の地方分権が実現します。
こうした地方分権により、政治も予算も国民の手に取り戻せば、官僚支配による予算の無駄をなくすことが できます。そして、私達の主張する政策のほとんどを実現することが可能です。
日本は今、大きな岐路に立っています。この先に2つの選択があります。 安倍政治をこれからも受け入れていくのか、それとも勇気をもって大胆な改革を進め、国民の暮らしを重視 する政治を実現していくのかということです。
それが一番必要なのは、もちろん政治家であることは言うまでもありません。
しかし、同時に、皆さん、国民の皆さんも一人ひとり、同じように大きな志と勇気を持って、今の時代に立ち 向かっていただきたい。そう私は思っています。
長い歴史をもつこの国を未来へと引き継いでいくために今、私たちは何をするべきか。
このひん死の状態にある日本を助け、再生するためには、1日も早く自民党政治と決別して、新しい政治を 始めなくてはなりません。
そして、それを可能にするのは、国民一人ひとりの決断です。
この大きな目標に向かう新しい第一歩として、今回の参議院選挙で、ぜひ比例区には私、小沢一郎の生活 の党へ皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
☆生活の党から立候補している5人の比例区の候補者を紹介させていただきます。
○北出みか候補は北海道‼
○青木愛候補は東京を中心に関東‼
○日吉雄太候補候補は東海地方‼
○姫井由美子 候補は関西・中国‼
○末次精一候補は九州‼
で主に活動しております。
もちろん、言うまでもありませんが比例区ですので、全国どなたでも5人の中から好きな候補を選ぶことが できます。
いずれも、生活の党の理念を共有し、私とともに新しい日本をつくっていこうという意欲に燃えている者たち です。
では、各候補者からご挨拶させていただきます。
○青木愛さん❗
全国比例区から立候補いたしました青木愛です。
政治が一番優先すべきことは、国民の幸せであり、国民の生活です。 私は人を大切にする国づくり、社会づくりを進めます。
子育て支援の拡充、保育士・介護士の待遇改善、教育費の負担軽減、正規・非正規雇用の賃金格差の是 正、安心を保障する年金と介護の改善に取り組みます。
未来はいつも子どもたちの中にある。 皆さまと真心でつながる政治。
比例区は青木愛。 よろしくお願いいたします。
○北出みかさん❗
比例区候補者の北出みかです。
あなたは今、政治に何を求めますか。 あなたが今、困っていることはなんですか。
子育てですか。 医療ですか。 介護ですか。 年金問題ですか。 低賃金にあえいでいますか。 生活は苦しいですか。
私は、今こそ新しい枠組みで新しい日本をつくる絶好のチャンスだと思っています。
そのために、一番大切なことは、“日本を根本から改革しなくては駄目だ”という大きな志と、それを実現す る勇気を持つことです。
人生に希望はありますか。
全ての人が希望を持って生きられる安心社会の実現を一緒につくりましょう。
もっと幸せに。 もっと豊かに。 私たちには生きる権利があります。
あなたの1票が、権利です!
比例区には北出みかをよろしくお願いいたします。
○姫井由美子さん❗
参議院比例代表候補の姫井由美子です。
私は岡山県議会議員の後、参議院議員として活動してまいりました。
「地方創生」とは名ばかりで、経費削減のつけを地方に転嫁する政策がとられ、地方はさらに深刻な状況と なっています。
私は1人1人の意見をできる限り多く聞くために、ミニ集会を多いときには年 100回以上、開催してまいりま した。
家計を苦しめる消費税増税には反対です。 「生活が第一。」の政策を進めてまいります。 参議院議員時代に取り組んだ過労死やコンビニ問題は一定の成果がありましたが、全て解決したわけで はありません。 日本の政治改革や夢と希望を持った国づくりをするためにも立候補を決意いたしました。
比例区は、どうか姫井由美子と、よろしくお願いいたします。
○日吉雄太君❗
全国比例区候補者、公認会計士の日吉雄太です。 私はこれまで企業の会計監査に携わってまいりました。粉飾決算を防止・発見する仕事です。
今、日本は粉飾であふれています。
それを是正していかなければなりません。
消費税の増税、たび重なる経済政策の失敗により国民は疲弊しきっています。
集団的自衛権行使容認により、戦争やテロに巻き込まれる危険が高まっています。 TPPによって、主権そのものも失うかもしれません。 また、地震活動の活発化により、再び原発事故が発生するかもしれません。 監査人としては、日本のデタラメを正していかなければなりません。 お金の無駄を是正し、粉飾を正す!
公認会計士、日吉雄太をどうぞよろしくお願い申し上げます。
ただいまの4人のほかに、元長崎県議会議員の末次精一君が立候補しています。
いずれも「生活が第一。」の政治を実現していきたいという強い意志と勇気を持った候補者です。
どうぞ皆さん、5人の候補者たちに、そして生活の党に、皆さまの温かい力強いご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします❗
