小沢一郎 安保法案を潰す秘策を話そう 11 | 『私にも夢がある!』一兵卒の呟き

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   安保法案の参院の審議で、来週15日に中央公聴会を開くことが決まってしました。自公が強行に議決したということだが、そんな暴挙は、野党は絶対に阻止しなければいけなかった。その上、暴挙に抗議して、野党が翌日から審議を拒否するのかと思いきや、何事もなかったかのように審議を続けている。いったいどうなっているのか。

   国会運営の常識では、公聴会の開催は裁決を前提にしている。裁決させない為に公聴会を少しでも遅らせるには、予算委員会の開催要求、統合幕僚長が米国で安保法案の成立に言及したという文章の追及、これまでの大臣答弁の矛盾など、まだまだ審議すべき問題は山ほどあった。公聴会が決まり、残念だが、このままでは安保法案は本当に成立してしまいかねない。 

   もちろんまだ、総理や大臣、議長、特別委員長など、参院に5つも6つもの問責決議案を出して裁決させないように粘ることはできる。参院の本会議を来週金曜まで延ばせれば、連休に入る。連休になれば、反対している国民がドッと国会周辺に集まるだろう。27日の会期末が迫り、官邸は追い込まれる。
    何度も言ってるいるように本気でやる気になれば、廃案にできるんだ。この問題に限っては、国会で野党がかなり荒っぽいことをしても、国民の支持は得られるだろう。あとは野党第一党の民主党の覚悟次第である。

   いずにしても、自公の横暴に根本的なストップをかけるには、野党が来年の参院選で勝ち、続く衆院選でも勝つしかない。その意味では、維新の党の路線がハッキリしてきたことは、国民にとっても分かりやすくてよかった。

     橋下さんと松井さんは安倍内閣を高く評価し、与党側にスタンスを置いている。一方、松野代表らは野党を再編して、自公政権に代わる受け皿をつくろうという考え方。どちらがいい悪いではなく、基本的な方向性の違いだから、与党と連携してやるという人も、野党で受け皿を目指すという人も、それはそれでいい。今後は、維新は2つの党に割れることになるだろう。野党共闘において、松野さんが率いる再編を目指すグループの役割りは極めて大きい。

  年内には共闘の形をつくらないと参院選に間に合わない。民主と維新の両党を解党して新党をつくるのがベストだけど、なかなか民主党は難しいだろう。その場合は次善の策として、以前話したような『オリーブの木』方式の統一名簿で戦うべきだ。既存の政党とは別に届けで政党をつくり、その政党に個人が参加する形で選挙に臨む。そうすれば、必ず勝てる。比例第一党になれる。

   既存の政党名で一つに纏まるのでは勝ち目がない。新しい名前で国民に『新生統一野党』をアピールすべき時期にきていると思う。


日刊ゲンダイ  毎週金曜日掲載