不思議なもので
「今回、Eさんにチームサポートお願いしてあるねん、
Eさんって音虹朗のメカやってた方だよ」
そんな事を聞いたのが、HSR九州に向かう途中だった。
さすが九州だなっと思ったし、なんだか…私はとても嬉しかった。音くんを知ってる方が自分のレースのサポートして下さるなんて、こんな嬉しいことはない。
レースが終わり、ホテルに戻る車内
【鳥栖】の看板をちらほら見るので、近いのかな?と、Eさんに「鳥栖って近いですか?」と伺ったら
「なんで鳥栖??」
とおっしゃるので、
「音君の実家があるんです。」
とお答えしたら思わぬ言葉が返って来ました。
「音虹朗?ココとうちからでも15〜20分だよ」
この瞬間、直ぐに思った。
“音君に会いに行きたい。”
私は日曜日のホテルが福岡って事だったのは分かってたけど、九州の地理を把握してなかった。
場所を調べたらほんまに近くて驚いた。それより、不思議な気持ちにもなった。
翌朝、今回のチームの代表に
どうしてもお時間が欲しいと相談をしたら
「なかなかここまで来れへんもんな、時間は大丈夫だよ」と言っていただけた。みなさんを待たせてしまう事にとても気が引けたし、そんなワガママ言って良いのかも悩んだけど、きっと「いいよ」と言ってくれると思ってたので嬉しかった…
すぐに、音君のお母さんとケイジロウ君に連絡したら「ぜひ会いに来てやってください」っと…
もう、この時点で号泣。
朝から涙ばっかり。進まぬ化粧w そのせいで、部屋から出れず
食べれないホテルのモーニング
ケイジロウ君がEさんの所まで迎えに来てくれて
ご実家へ
やっと来れたよ、音くん…
やっと、お線香あげさせていただき手を合わせる事ができた。もうすぐ2年になる…
遺影や遺骨箱をどこか直視したくない自分がアレからずっといたような気がする。
テーブルにはアルバムが用意してあって、
幼い頃の話や友達の話、写真を一枚、一枚
一緒に見させてくれて、お母さんが「この時はね…あの時はね…」とたくさんお話しをしてくれました。
泣かないようにしてたけど
結局は無理で、帰り際に
