BOOKデータベースより
「「警察でも探偵でもない。検事だからこそ掴める真実を、私が暴いてみせる」
宗教団体〈サンクチュアリ〉の周囲で続く不可解な死。
事件の裏に隠された「もう一つの真相」を暴くため、
若手検事の瑞穂は現場に向かう!
★★★★★
連続殺人の生き残り、遺体を盗まれたアイドル、DV夫の妻子殺しーー。
犯人は確保した、はずだった。
地方研修を終えたばかりの検事・一色瑞穂は、東京地検で事件捜査に携わる刑事部本部係に着任する。
司法修習生時代の教官で憧れの上司・高宮誠一郎の勅命で
「複数の若い女性を殺害し、公判直前に証言を翻した」という被疑者を任される。
唯一生き残った女性の聴取で目にしたのは新興宗教〈サンクチュアリ〉のシンボル・五芒星の跡。
そして次々起こる殺人事件。
危険を顧みず現場の最前線へ立ち向かう瑞穂は、やがて全国民を巻き込む「黒い計画」にたどり着く。
『人間狩り』でネット私刑を、『眠りの神』で安楽死を描いた社会派ミステリの実力派。
今度のテーマは「教義VS正義」」
プロローグ ザイール 1996年夏
第一話 神の領域
第二話 アイドルは眠れない
第三話 サクリファイス
第四話 聖域
エピローグ 東京 2024年秋
第一話から第三話までは、それぞれで解決していて(各話でも、どんでん返しがあり、なかなか読ませます)
新興宗教【サンクチュアリ】はチラリと出てくる感じに見えるのですが
第四話に入ると、その「ん?」が伏線だったことが明らかになって
もう、ページをめくる手が止まりません。
主人公瑞穂の元彼亮太をはじめとして、宗教2世の問題がリアルに描かれ、それが物語全体の底流になっています。
読み応えありました。