BOOKデータベースより

「「口入れ屋は商売だけど、口出しするのは性分なんで」
若き女主人と元花魁が、人にからまる糸を解く!
著者好評の江戸人情話、最新作!

二十七にして三度目の奉公先から暇を取ったおれんは、昔馴染みの口入れ屋を訪ねた。

帳場には見慣れぬ小娘。
口入れ屋の主人と言えば、酸いも甘いも噛み分けた食えない年寄りが相場である。

ただの留守番に違いない――が。
「あたしは先代時三の孫で、貫と申します。

二年前にこの店を継ぎまして、今年二十二になります」
それぞれの奉公先を辞めた経緯を語らせるお貫に反発して、おれんは店を飛び出す。

別の口入れ屋に断わられ、通りで再会した元の主人には不義理をなじられ、

疲れ果てて戻った部屋には、お貫が待ちかまえていた……。」

 

様々な事情で、途方に暮れて、口入れ屋(ハローワークというか、転職サイトというか、派遣会社みたいな)を

訪れた人に、思わぬ解決策が。。。

江戸時代の庶民の生活を描いていますが、

口入屋の主人を23歳の(幼いころから苦労をして生きてきた)女性を主人公としているので、

価値観がアップデートされていて、共感できるところが沢山あり、

語り口が軽やかでテンポよく、読みやすく

キャラクターも魅力的で、楽しめました。

続編希望です。

 

 

先月くらいだったか、スマホでアメブロを見ようとすると、延々と広告動画が出てきて、

小さい×を一生懸命探して押しても、一旦閉じて5分くらいして開こうとしても

延々広告動画が流れてきて、フォローしている記事にたどりつけない現象が生じてました。

(パソコンから見れば大丈夫なのですが)

 

あんまり続くので、もう、アメブロ止めちゃおうかと思っていたら、(Xにも、そんな呟きが溢れてて)

今月に入ったころかな。また、元に戻っていて、ホッとしました。

 

BOOKデータベースより

「オカルトサークルに所属する佐々木は、後輩の栗原からとあるブログの存在を教えられる。

そこには、『あなたが犯した罪』という不穏なメッセージとともに、

投稿者の妻”ユキ”が描いた「絵」が掲載されていた――。
『風に立つ女の絵』『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』『震えた線で描かれた山並みの絵』

……いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。
9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!?

その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる!
今、最も注目を集めるミステリー作家、雨穴が描く、戦慄の国民的スケッチ・ミステリー!」

 

ハジメマシテの作家さんです。

衝撃の展開で、さらさらと読めましたが、

リアルさに欠けるというか。。。

 

 

 

BOOKデータベースより

「殺人現場に残された「故人の指紋」――不可解な未解決事件の謎を解け。

潜入班の許に、元警視庁所属の鑑識官による再捜査依頼が舞い込む。
それは、妊婦を狙った猟奇殺人の現場から、

遥か以前に亡くなった人物の指紋が見つかった未解決事件だった。
鑑識による重大なミスとして片付けられた、不可解な指紋の混入事案……
それと同じ現象が、捜査中の中学生男児死亡事案の現場で発生したという。
「殺人事件の被害者が、次の殺人現場に指紋を残す」――あまりに奇妙な法則を持った怪事件。
死者の指紋が意味するものとは?
複数の未解決事件を遡り共通点を見いだしていく中で、

清花はネット上で行われているある「ゲーム」の存在を知ることに……」

 

新作が出たとの情報があると、読みたくなる、追いかけているシリーズです。

今作も鉄板の面白さで、ページを捲る手が止まりません。

ホラー文庫ではありますが、そこまでグロい描写はなく

きちんと本格っぽい解決になるので、安心して読めました。

ネタバレになるので、あまり書けませんが

やっぱり、一番怖いのは人間なのだと実感しました。

 

 

 

BOOKデータベースより

「断ち切れぬ相手への想い。繋がる縁もわかれ縁も――
人情時代小説の名手が描く江戸の離婚模様

〈離婚調停のスペシャリスト〉たちが営む公事宿、狸穴屋。
自らも亭主に三下り半を突きつけた絵乃が立ち向かう次なる難題は――?

◎収録作品
祭りぎらい…浅草三社祭りが離縁の種に!?
三見の三義人…200年前、質に入れられたのは「海」だった
身代わり…訴えられたのはなんと、評定所のお偉方
夏椿…離縁を承知しない夫に嗅がせた妙薬とは?
初瀬屋の客…公事師の娘の頼みは、「客の後をつける」こと
証しの騙し絵…30年前に別れた夫が町へ戻ってきたらしい。狙いは?」

 

安心して、読める西條奈加さんの狸穴屋シリーズです

お絵乃さんの成長物語的な部分もあり、

江戸時代の司法関係界隈のことを知ることも出来て

楽しめました。

 

 

BOOKデータベースより

「平成3年、神奈川県で発生した2児同時誘拐事件から30年。
当時警察担当だった新聞記者の門田は、

旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「現在」を知る。
未解決のまま異様な展開をたどった事件の真実を追ってきた刑事たちの求めから、

門田は再び30年前の事件と向き合うのだった。
そして取材を重ねていくなか、ある写実画家の存在が浮かび上がる――。

第9回渡辺淳一文学賞受賞、2024年度本屋大賞第3位、「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10第1位!
質感なき時代に「実」を見つめる著者渾身の長編小説が遂に文庫化。」

 

鈴木保奈美さんの番組で、

塩田さんご自身が誘拐の身代金受け取り場所を転々とさせる場面を書くにあたり、

現実の住宅地図を広げて。。。とその徹底した取材を話していらして、

興味を持ったので、ネット注文したところ、

文庫でも550ページ超えだったので、ビビッてしばらく積んでいました。

 

読み始めると、以前「罪の声」を読んだ時のようなリアル感があって、

夢中になって読めました。

平成3年ころの空気感の描写もしっかり伝わり

人物描写も丁寧で

絵画について言語化したものを読むのも楽しく

満足感でいっぱいです。

映画化されるのも分かります。

 

 

 

 

BOOKデータベース

「妻の様子がなんだかおかしい。

毎週金曜日に仕事と偽って、近所のカフェに通っているのだ。

常連客は、不登校の小学生に、定年退職した男性、

憧れの日本で暮らす外国人、そして僕!?

自分の居場所が見つからないお客たちに、

店主は美味しいコーヒーと焼きたてのスコーンと共に、本を処方するが……。

心もお腹も満たされるブックカフェ、営業中!」

 

いつも更新を楽しみにしているHalさんのところで、紹介されていて気になっていたのですが

 

賀十つばさ | 小春空

 

金曜日の妻の様子がおかし。仕事と偽って。。。

って、私がめちゃくちゃハマっている今期ドラマの「Tシャツが乾くまで」と似た設定で、

思わず買って読み始めました。

やさしい語り口と、有名な絵本がさらりと出てくるので、とっても読みやすく

言葉のチョイスが上手いのは、主人公が作家さんだからという設定も、自然です。

楽しくて、意外に深くて、一気読みでした。

この作品に登場する絵本も、読み直してみたいです。

(自分の子たちに買って読み聞かせもしてたけど、もう手元にはないので)

ラストは、驚きましたが、良い感じ。

 

 

 

BOOKデータベースより

「キャリア警視の眸巳が兄姉と共に、キャンプや料理を楽しみつつ凄惨な事件に挑む。

日常の温かさと捜査の緊迫感が光る物語。」

 

櫛木理宇さんの作品だし、タイトルがタイトルなので、おどろおどろしい感じを予想して

恐る恐る読み始めたのですが

事件は起こるものの

主人公のキャリア警視の眸巳と兄姉とのわちゃわちゃした楽しい会話や

推しについての説明など

なんだかホンワカ、コミカルな雰囲気で、楽しく読み進めていきました。

が、最後の章で、ガツンときました。

実際にあった事件の背景事情も絡めていて。

 

 

 

BOOKデータベースより

「あの日、菅原晋也は私たちの前から姿を消した。
彼が過ごした、高校三年間の軌跡の物語。

東北地方沿岸部のとある高校。

そこで起こるささやかな謎の中心には、いつだって彼がいた。

校舎が荒らされた前夜に目撃された青い火の玉。

プールサイドで昼食を取っていたとき、話しかけてきた同級生を水中に突き飛ばしてしまった女子生徒の真意。

テーマ不明の、花瓶に生けられた花の絵。

そして、高校卒業後大学に入学するまでの何者でもなかった2011年の"あの日"以来、

私たちの前から姿を消してしまった彼自身──。

これは大切なものほどなくしてしまう悪癖に悩まされ、

それでも飄々と振る舞う青年が歩んだ、

高校生活3年間の軌跡を辿りなおす物語。」

 

前半は日常の謎ミステリーっぽい感じで

しかも舞台が(まぁまぁの進学校)高校の美術部ということで、

テンポの良い会話で進み、連作短編の形をとっていて。。。

米澤穂信さんの小市民シリーズっぽい感じもありましたが、

 

菅原晋也くん自身ではなく、周囲の誰かが語り手のなるところ

あの日(それは誰もが知っているあの日)に菅原晋也くんが消えていくことは分かっているので、切ない。

 

でもそんなものではなかった。表題作でガツンとやられます。

流石、額賀澪さんです。

これ以上は、ネタバレになるから書きませんが。

 

 

 

BOOKデータベースより

「昭和の釧路に生まれた秀男は、色白小柄で人形のように愛らしく、

物心つく頃には姉の真似をして自分を「アチシ」と呼んだ。
厳格な父に殴られ、長兄には蔑まれ、周りの子どもに「(女に)なりかけ」とからかわれても、

男らしくなどできず、心の支えは優しい母マツと姉の章子、そして初恋相手の同級生男子・文次の存在だった。
男の体に違和感がある自分が、自分らしく生きるため、

そして「女の偽物」ではなくいっそ「この世にないもの」になるため、秀男は高校を中退し家を飛び出していく。
札幌のゲイバーで出会った先輩マヤに教えを仰ぎ、東京、大阪、やがて芸能界へ。

舞台で美しくショーダンスをするのに邪魔な睾丸をとり、さらには「フランスで陰茎をとる」とマスコミに表明し……。
逆境に負けず、前人未踏の道をいつだって前向きに突き進む秀男に心が奮い立つ、

波瀾万丈な人生エンターテインメント!」

 

桜木紫乃さんの「ラブレス」「家族じまい」「蛇行する月」などが好きなので、

いつかはこちらの「緋の河」も読んでみたいと思っていました。

圧倒的な筆力で、波乱万丈な秀男の人生と、匂いまでするように戦後の時代が描かれていました。

当時はもっと生きづらかったLGBTQの側の秀男が、

美貌と精神的強さと知恵と能力で、のし上がっていく様に圧倒されました。

 

 

好みかどうかと言われると、私は上にあげたみたいな、普通にもいそうな女性が主人公の作品の方が好きかな。

 

 

BOOKデータベースより

「この旅は、わたしたちへのご褒美なのだ
それはわたしの人生に、ひさしぶりに点った、遠い目標だった。
壁も屋根も、街全体が真っ青でまるで夢の中に迷い込んでしまったような、モロッコのシャフシャウエン。

二十七歳の岬はここに「自分を少し捨てに」やってきた。

グラスにあふれんばかりの生のミントと熱くて甘い緑茶を注いだミントティーや、帽子のような鍋に入ったレモンとチキンのタジン。

初めての景色と料理に出会った岬に、予想外の事態が起こり……。(「ジブラルタルで会えたら」)

長年の介護が突然終わった佳奈は、アイスランドを訪れた。

胸を突かれるように美しい氷河湖や、屋台で買って頬張る熱々の“全部のっけ”のホットドッグ。

輝かしい未来なんて想像もできなかった佳奈だけれど、胸にある思いが湧きあがる……。(「オーロラが見られなくても」)」

 

とても素敵な装丁でワクワクしながら読み始めました。

思い切って、海外旅行をして、美味しい食べ物や美しい景色に出会えて。

それだけでも素敵な作品だけど、近藤史恵さんの作品にしては、ちょっと物足りないような。。。

と思っていたら、後半にガツンとやられました。(ネタバレになるので、これ以上は書きませんが)

特に表題作と「マイナス12度のアイスキャンディー」

流石です。