BOOKデータベースより
「とある地方都市の商店街にあるスナック『えいぷりる』にて、
土曜の夜のみ開かれる推理談義。
鈴懸に笈を背負った山伏・地蔵坊が出合った、
七つの殺人事件を描く、連作ミステリ。
洒落者の猫井は紳士服店の若旦那、
禿頭が眩しい藪歯医者の三島に写真館の床川夫妻、
そしてレンタルビデオ屋の僕、青野良児。
年齢も職業もまちまちな僕らは、土曜の夜になるとダンディなマスターの店『えいぷりる』に集い、
地蔵坊先生の話を聴く。
この先生、鈴懸に笈を背負い金剛杖や法螺貝を携え……
と十二道具に身を固めた正真正銘の山伏なのだ。
放浪中の体験談といって披露してくれるのは、およそ実話とは思えない怪しい事件揃い。
額面通りに受け取れば、彼はさながら遍歴する名探偵だが。
さて、眉に唾をつけつつ今宵も幕を開けるとしよう――「面白そうですね。ぜひ聞かせてください」
【目次】
第一話 ローカル線とシンデレラ
第二話 仮装パーティーの館
第三話 崖の教祖
第四話 毒の晩餐会
第五話 死ぬ時はひとり
第六話 割れたガラス窓
第七話 天馬博士の昇天
あとがき
文庫版あとがき」
軽く読める本格ミステリーといった感じです。
一日に一話ずつ、楽しみながら読みました。
山伏ならではって部分はあまり感じなかったですが、胡散臭い感じが面白い。