BOOKデータベースより

「新入社員の松尾は忘れ物で戻った夜の会社で、

先輩社員の康子がパワハラ上司の不正証拠を探す場面に遭遇。

そのまま巻き込まれる形で、片棒を担がされることになる。

翌日、中野の劇場では

松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。

その周辺では息子の嘘に悩むシングルマザーやチケットを手に劇場で同級生を待つ青年、

開幕直前に届いた脅迫状など、

それぞれ全く無関係の事件が同時多発的に起きていたが、

松尾と康子の行動によってそれらは少しずつ繋がっていく、そして……。

バラバラのピースが予測不能のラストを象る。

いま、最も注目される作家芦沢央の驚愕・痛快ミステリ!」

 

楽しかったです。

連作短編の形になっていて、

日常の謎的なハラハラドキドキ~えっ!どんでん返し

が各章にちりばめられ(キャラクターも分かりやすく、すっと映像が浮かぶ感じ)

それが、ラストで、きちんと伏線回収され~

嫌ミスではなく、痛快なミステリ。

演劇好きな人はもちろん、そうでない人も楽しめると思います。