BOOKデータベースより
日本推理作家協会賞受賞作「傍聞き」の主人公、シングルマザー刑事の啓子と一人娘の菜月。
読者の圧倒的な支持を得て、短編集『傍聞き』は45万部超のベストセラーに。
その母娘コンビが全編の主役を飾る、初の連作短編集。
『推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ2019』に選出された傑作「緋色の残響」を含む5編を収録。
母さながらの洞察力を発揮し、難解な事件に挑む娘の活躍にも注目!
母娘コンビが難事件に挑むミステリー短編集。
啓子は刑事だった夫の殉職後、強行犯係の刑事として働きながら一人娘の菜月と暮らす。
母の背中を見て育った菜月の夢は新聞記者になること。
抜群の洞察力と行動力で、啓子も気付かなかった捜査の盲点を突く。」
短編集なので、これが、伏線になるんだろうな~と気づきはしますが
どれも、お見事!なラストが待っていて、
なかなかハイレベルな短編集です。
菜月ちゃんの中学生なりの方法でコツコツと真実を追求するところと
啓子の母として、心配しながら、菜月を信じるところが良かったです。
さすがに、(母親が刑事とはいえ)普通の中学生の周りで、こんなに事件が起こったら、大変でしょう。
思春期にこんな身近な人の殺人事件などあったら、トラウマになるよね。など、
ツッコミたいところもありますが。。。楽しめました。
続編あるなら、読みたいです。