BOOKデータベースより
「「日本の警察に何ができる? あいつらは無能だよ」爆破事件の最中、
有力政治家殺害事件が発生。
遺体からは臓器が抜かれ、心臓と羽根を乗せた天秤が残されていた。
公安部に異動したばかりの刑事・鷹野秀昭は、
持ち前の推理力で不可解な事件と向き合おうとするが、
周囲から、公安には公安のやり方があると一蹴されてしまう。
秘密主義が蔓延る公安で、打つ手はあるのか?
十一係<殺人分析班>シリーズと対をなす弩級の新シリーズ開幕!
現場に残された矛盾こそが、「真実」を手にするためのヒントだ!
公安警察 対 殺し屋
手に汗握る激闘の行方は――!?
殺人現場に残される心臓と羽根の載った天秤。
有力政治家と大学教授が殺害された二つの事件に見え隠れするのは、
公安が長年追ってきた殺し屋「鑑定士」の存在だった。
殺人を依頼したと思われる組織の情報を得るため、
鷹野秀昭は一般人を協力者(スパイ)として潜入させるよう命じられるが――。
手に汗握る公安ミステリー!」
★★★ドラマ情報★★★
「連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班」
2022年2月13日(日)スタート(全10話)
毎週日曜 夜10時 放送・配信(第1話無料放送)
青木崇高 松雪泰子 徳重聡 小市慢太郎 福山翔大 瀧内公美 奥野瑛太
渡辺いっけい 段田安則 菊地凛子 筒井道隆」
WOWOWのドラマを見て、
猟奇的で複雑そうな事件と
暗くてボソボソ台詞を言う(公安は滑舌よく大きな声で話したりできない)登場人物に第1話めは、若干引き気味でしたが、
ハマると、毎回予想を裏切る展開に面白くて。
最終話までたどり着く前に(8話くらいで)たまらず小説の方を2冊とも買って一気読みしてしまいました。
前半のストーリーは分かっていたのに、
小説では緻密に設定が描かれていて(次の展開を知っているからこそ、こんなに伏線が張り巡らされていたことに気づけるし)、これはこれで面白い。
小説では、どうしても主人公の鷹野目線に絞られるのですが、
ドラマでは、新興宗教教団などに潜入しているスパイの側の恐怖感などがリアルに伝わってきて、呼吸を止めて見入ってしまう感じで。
こういう読書&ドラマ体験は初めてでした。
キャストの俳優さんたちが、本当に演技上手で、配役も良くて、
松雪泰子さんなどは、本当に美しい女優さんのイメージでしたが、今回は(特に最終話)女優魂を実感しました。
小説だけでも十分楽しめるとは思います。