ブログネタ:怖い話、聞きたい?
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霊感とか、そういうのが、私自身には、あまりないせいか。
いわゆる怖い話って、あまり怖くはないかも。。。一番怖いのは、生きている人間の憎悪とかもろもろ
BOOKデータベースより
「わたしは夫であるあなたを殺します。
女であれば誰しもが夫に抱く憎悪が、殺人にまでふくれあがったからです……。
五人の男に届いた妻からの殺人予告状。
本命の標的はその内の一人なのだが、
それが自分でないと言い切れない夫たちは戦々兢々、
疑心暗鬼に陥りながらも対策に頭をひねる。
追いつめられた男たちの前で事件は二転三転し……。」
その強烈なレビューに惹かれて、更新を楽しみにさせてもらっている「ながい眠り」でご紹介されていましたので読んでみました。
http://ameblo.jp/sleeplong/entry-10977103890.html
天藤先生の作品は、設定が斬新で(昭和40年代の作品にもかかわらずです)
しかもキチンと本格で、ページを捲る手が止まりません
ただ、この作品は、いつもの天藤作品と違い、人間の愛情に満ちた心温まる部分ではなく
毒の部分がクローズアップされています
それにしても、昭和40年代頃の、夫婦のあり方って。。。
妻の感情など、考えたこともないような夫たちが何人も出てきて。。。
それでも、夫である自分が憎悪の対象になっているかもしれないと(自覚して)怯えるだけでも、まだマシなのかもしれませんが
でも、夫婦というのは、分かり合えてるようで、全然違ってたりする。。。
という実感を私自身も感じているだけに、本当に興味深く読みました。
しかも、どんでん返しの連続で、ミステリーとしての面白さも十分に備えた傑作です
これから結婚をする方も、
既に結婚をされてる方にとっても、
怖いもの見たさ的な作品かもしれません。
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