今回は少し趣向を変えて、過去の出資馬をRARで評価してみます。
対象は――
シンティレーション。
2020年度シルク募集馬。
そして、私にとって初めて重賞制覇を達成してくれた馬です。
今では結果を知っています。
だから今から募集写真を見て、
「ここが良かった」
「やっぱり走る馬体だった」
なんて言うことはいくらでもできます。
でも、それでは検証になりません。
今回は現在の競走成績を評価材料から完全に外し、募集当時に分かっていた情報だけを使ってRAR Ver.2.0で評価してみました。
果たしてRARは、募集時のシンティレーションをどう評価するのか。
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■募集当時、気になったカナロア牝馬
シンティレーションはロードカナロア産駒の牝馬。
この時点で私は少し敏感に反応していました。
理由は、このブログでも何度か登場している――
アーモンドアイ。
私はアーモンドアイの募集時にも一度は候補に入れながら、最終的に出資を見送っています。
その経験があったので、ロードカナロア牝馬を見るとどうしても気になってしまう。
そしてシンティレーションの募集写真を見た時にも、引っ掛かるものがありました。
別に、
「なんだこの凄いトモは!!」
というタイプではありませんw
むしろ気になったのは全体でした。
体高158.0cm
胸囲178.0cm
管囲19.8cm
馬体重457kg
サイズがありながら、どこか一部分だけが突出しているわけではない。
フレーム全体のまとまりが妙に気になった馬でした。
もちろん懸念もあります。
その一つが管囲19.8cm。
馬体全体のサイズを考えると、もう少し欲しいところ。
現在のRARでも、ここは懸念材料として扱われます。
それでも全体を見た時のバランスには惹かれるものがありました。
では一次募集から申し込んだのか?
というと――
申し込んでいません。
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■一次募集で見送った理由
これもかなり明確です。
当時、私が気にしていたのが母と兄姉でした。
正直に言えば、
母の競走能力、そしてそれまでの兄姉の競走能力をかなり低く見ていました。
馬体は気になる。
アーモンドアイの件もあって、ロードカナロア牝馬という点も気になる。
でも、
この母系から本当に走る馬が出るのか?
そこを信用しきれませんでした。
だから一次募集では見送り。
そして迎えた一次募集の結果――
イクイノックスを含めて全敗しましたw
一頭も取れませんでした。
そこで残っている馬から改めて出資馬を探し、なんとか出資できたのが、
シンティレーションとリンドラゴ。
つまりシンティレーションは、
「絶対この馬だ!」
と一次募集から突撃して取った馬ではありません。
気にはなっていた。
でも懸念材料があって見送った。
そして一次募集で全滅したことで、もう一度向き合うことになった馬です。
これが当時の正直な経緯です。
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■6年後、RAR Ver.2.0で評価
ここからが今回の本題。
現在の競走成績は一切考慮せず、募集時点で確認できた情報だけでRAR Ver.2.0に通してみました。
その前に、今回はRARの大項目と配点についても少し公開します。
RAR Ver.2.0は、
潜在能力 30点
血統 20点
夢 25点
ROI 25点
基本100点満点で評価しています。
細かな小項目や採点ロジックについては非公開ですが、今回は検証記事なので、シンティレーションの大項目ごとの評価も公開します。
結果は――
潜在能力 19 / 30
血統 8 / 20
夢 17 / 25
ROI 15 / 25
そして総合評価は、
RAR 59点
……。
高くないw
今年評価したシルク募集馬82頭の中に、そのままシンティレーションを入れてみると、
48位相当。
今年、私が実際に申し込んだ馬で比較すると、
ワイルドラズベリーが32位。
そして、
セサが65位。
ちょうどその間くらいの評価です。
後に重賞を勝った馬を過去に戻って評価したら、
「やっぱりRARでも上位でした!」
という綺麗な話にはなりませんでしたw
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■59点になった理由
ここで大項目を見ると、少し分かりやすくなります。
潜在能力は19 / 30。
馬体全体のバランスや完成度、後躯のつくりなどは比較的高く評価されました。
これは募集当時、私が気になっていた
「フレーム全体のまとまり」
とも重なります。
一方で、管囲19.8cmについては懸念材料。
そして最も目立つのが、
血統 8 / 20。
RARでは母や兄姉の競走実績なども評価に含まれます。
シンティレーションの場合、ここが総合点を押し下げる大きな要因になりました。
これもまた、私が一次募集で見送った理由と重なります。
当時の私は、
「馬体は気になる。でも母と兄姉が怖い」
と考えていた。
6年後。
RARで募集当時のシンティレーションを評価してみると、似たところを評価し、似たところを懸念していました。
ここは今回の検証で、かなり面白かったところです。
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■RARはシンティレーションを見抜けたのか?
これはハッキリ書いておきます。
見抜けていません。
RAR59点。
今年の82頭に入れれば48位相当。
この評価から、
「この馬は将来重賞を勝つ」
とは言えません。
59点は59点です。
ただ、今回の結果には今後RARを検証していく上で気になる点も残りました。
シンティレーションでは、馬体面に一定の評価がありながら、血統評価が総合点を大きく押し下げました。
では、これは――
RARの弱点なのか?
それとも、
多くの募集馬を同じ基準で評価する以上、必要な減点だったのか?
まだ分かりません。
シンティレーション一頭だけを見て、RARの基準を変更するつもりもありません。
結果を知っている馬に合わせて基準を動かしてしまえば、検証する意味がなくなってしまいます。
だから、この59点もそのまま残します。
今後、過去の募集馬を同じ基準で評価していけば、
RARが拾いやすい馬。
RARが取りこぼしやすい馬。
そんな傾向も少しずつ見えてくるかもしれません。
今回のシンティレーションは、そのための一つ目のサンプルです。
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■一口馬主には、こんな巡り合わせもある
そしてRARとは別に、今回改めて思ったことがあります。
シンティレーションは、一次募集では見送った馬でした。
それでも気になる部分があったから、一次募集全敗後にもう一度検討した。
そして結果的に、
私に初めての重賞タイトルをプレゼントしてくれました。
最初から一番欲しかった馬だけが、特別な一頭になるとは限らない。
一口馬主を続けていると、こんな巡り合わせもあります。
馬を見ることも大事。
血統を見ることも大事。
データを見ることも大事。
でも最後には、こんな偶然もある。
運まで含めて一口馬主。
RARでは、さすがにそこまで採点できませんw
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RAR・RaDは、募集馬選びをサポートするための独自評価プロジェクトです。
AIを駆使し、カタログなどから確認できる情報をもとに客観的な評価・検証を行っています。
もちろん、評価は将来の活躍を保証するものではありません。
信じるか信じないかは、あなた次第ですw
そして最後に決断するのは、もちろんご自身で。
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RAR Projectは不定期更新です。
更新は午前11時頃が多くなる予定です。
臨時で更新することもあります。
一頭でも多く、いい馬と出会うために。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。