《衝撃の》INCEPTION《ミルフィーユ》 | そうでもなくない?

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 これ、ぼーっと観てたら置いてかれる。

 『INCEPTION』は、サイコダイバー(懐かしい!)が活躍するSFアクション。アクションと言っても、本作品の面白さは騙し合い。つまり、SF版『コンフィデンスマン』である。違うか。

 主人公たちは、相手の夢に潜ったり自分の夢に引き込んで、ターゲットから情報を引き出したり騙したりする。また、ばれないよう夢の中を現実に模倣することもある。さらに、夢の中でさらに夢を見させ、さらにその夢に潜る。夢から覚めたらまだ夢の中だったなんてことがあるけど、それを何重にも再現する。

 主人公チームはその夢の階層に散らばって動くこともある。誰がどこの階層にいてどれが本物(ぜんぶ夢だけど)か、ぼーっとしてたらたちまちわからなくなる。

 さらにさらに、侵入者を防ぐために訓練すると、夢の中に防衛隊を作ることができたり。駆け引きもめちゃ複雑で、気軽に観れるものじゃない。設定やアクションも目を引くけど、ハード系SFとして有能な作品だと思う。

 また、夢の中は現実より時間の流れが早くて、深く潜るほどその度合が激しくなる。この設定はとても効果的で、クライマックスでは現実世界(映画では夢の第一階層)の数十秒と深い階層の数十分を交互に映し出すことで、一種独特の緊張感が醸し出される。

 時間の流れの設定は、物語の鍵となる主人公の過去にも深く関係している。夢の中へ50年間も引きこもったらどちらが現実かわからなくなり、辺獄(リンボ)に堕ちなくても、廃人になりそう。

 

 ところで主人公の目的は、現実世界に実在する(これもややこしいことだが)家族の元へ帰ること。ミッションは成功、主人公は目的を達成し家族と抱き合い暗転、スタッフロールへと移るのだが、最期の数秒に本作最大の衝撃が訪れる。え?コマ……。

 

さあ、気になる方は連休はあと二日ある。アマゾンプライムなら無料だ。今夜はぐっすり寝て、体調を整えてから観てみよう。損はしない。