続・「1対21」のフロンターレ | そうでもなくない?

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J第8節 vsサンフレッチェ広島(等々力陸上競技場)
1-4で広島の勝利

風間フロンターレの初陣は、周知の通り惨敗となりました。
これを予想していたメールが4月25日、風間八宏氏がフロンターレの監督に就任した直後に届いていました。僕のサッカーの師匠であり、風間監督と同じチーム(引退後のアマチュアチーム)でサッカーをしていたS竹氏からです。
S竹氏はズバリ「プロの監督としては実績を残せないかもしれませんが、少なくともベガルタのような守備を固めて一気に速攻というやり方はしないと思いますので、今年のフロンターレの快進撃はあきらめて下さい」と、教えてくれました。その、本気とも冗談ともとれる一文。文末に「(笑)」と入っていてもおかしくない言葉は、まずは広島戦で現実となりました(;´Д`)

また氏は「フロンターレの首脳が我慢できるか、サポーターがちゃんとしたサッカー観を持って、目の前の勝負に一喜一憂しないことが大事、サポーターのサッカー力を試す監督と認識下さい。サポーターのレベルが低いと解任。サポーターのレベルが高いと継続(笑)」とも。これは、風間サッカーが高く困難な頂を目指しており、紆余曲折は避けられないことを表しています。

ただ、裏を返せば、風間監督が今までにないサッカーを実現しJに新しい風を起こすのだと。それには時間がかかる。相馬監督を解任した理由と目の前の結果は矛盾するかもしれないが、臥薪嘗胆が必ず良い結果をもたらす。僕はそのように解釈しています。「風間さんがこの本(「1対21」のサッカー原論)の気持ちでフロンターレの選手にサッカーをさせたら勝てないかもしれませんが、良い選手が育つと思います」との言葉は、その考えを裏付けるものと思っています。


広島戦のあと、各新聞やWEBサイトの記事からはあまり悲壮感は漂ってこず、むしろ前向きな意見や雰囲気が散見されます。氏は「サッカー選手は人を驚かしてなんぼ。という考え方でした。いかにあっと言わせるか、を常に考えろと当時、桐蔭学園大学の教え子に言っていました。プロの選手に同じ要求をするかは別ですが、筑波大学のサッカー部でも同じことを追及していたようです」とも教えてくれました。フロンターレでもその教えは継続されているようで、「やればやるほど良くなっていく感覚はある」(小林)「練習が楽しい」(中村)と選手も好感触を得ているようです。「風間さんを超えるアイディアを出す気持ちでやっている」(中村)と、頼もしい言葉も聞こえてきます。

風間フロンターレ、期待して良いのではないでしょうか。少なくとも「勝てない覇気ない情けない」の3ナイにはならないような気がします。選手が楽しんでプレーし、しかも観客もワクワクするサッカー。新しいスタイルの等々力劇場が開幕するかもしれません。

まずは明日、磐田戦ではどのような内容になるのか。結果はともなうのか。
とても楽しみです。
明日は、Gで全力ジャンプで応援します。雨上等!

ひとつわからないことがあるんですよね。「『1対21』のサッカー原論」にも氏のメールにもあったのですが、「フリーの選手よりDFを外した味方にパスを出す」という考え方。その方がチャンスになるということのようですが、どのような仕組みなのかサッカーIQの低い僕にはまだわかりません。きちんと書いてあると思うので、もう一度本を読んでみるつもりなんですが。
うーん、難しい(;^ω^)

ではまた明日。頑張りましょう!

※選手コメントはすべてELGORAZO 5/3・4号より
※師匠、ありがたくコメントを引用させていただきました。曲解している箇所もあるかと思いますので、ご指導ご鞭撻叱咤激励はご遠慮なくお願いします( ̄ー ̄)