【無駄なパスを出せるようになりたい！】なぜボランチは無駄なパスを出すのか

なぜボランチはムダなパスを出すのか？

￥945

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ガンバ大阪の遠藤とバルセロナのシャビ。

稀代のゲームメーカーふたりをメインに、ボランチのプレーを詳細に解体した本。
実は、タイトルは偽りで、ふたりから繰り出されるパスはまったく無駄がない。そればかりか、彼らは2手3手先を読み、それは局面を打開するキラーパスなのである。
その詰め将棋ような緻密なプレーは、われわれ素人サポには深遠すぎて理解どころかなにか起きていることすらわからない。
しかし本書では、事例が図解とともに解説されており、とても分かりやすい。また、元同僚でセレッソ大阪のFW播戸や、Ｗ杯南アフリカ大会の同じピッチで活躍した駒野など、異なるポジションの選手目線からの証言も興味深い。

自分は観戦者からサッカーライフをスタートさせ、プレイヤー、サポーター、審判員（ちょっとだけ）を経験してかなりサッカーを知ってるつもりになってたけど、まだまだひよっこってことがわかりました。ピッチで何が起きているか、今まで見えていなかったことがこれからは少しだけ見えるかもしれません。
そして、かなりとてもめっちゃ図々しいですが、プレイヤーとしてもほんのちょっぴり向上したかもしれません（笑）

ひとつだけ不満があるんです。
もうお分かりかと思いますが、本書には
中村憲剛
が登場しません！
おい！どこに目ェつけてるんだい！
と、心の中でひっそり叫ぶのでした(*´Д｀)