いま、勝ち点3が本当に必要なのは浦和のようなチーム。さまざまな要因から降格の危機にさらされ、チームがバラバラに空中分解しかけ、監督交替という特効薬の効果を現さねばならない。
川崎フロンターレはどうだろう。
確かに、勝利という甘美はどん底まで落下したチームを救う特効薬。勝ち点3は、降格ラインからチームを遠ざけ、僕らを安堵というシェルターに導いてくれる。
でもちょっと待って。
それだけでいいの?
相馬監督と選手、クラブ一丸となって目指してきたサッカーはどうするの?
「やっぱりあのやり方はムリだったよね」ってあきらめるの?
そんで、来季も憲剛のパスとFWの個人技で戦うの?
タイトルにあと一歩で届かなかったから、相馬監督や新選手を獲得して、2011でタイトルを目指してた。失敗に終わったのは、なぜなの?ちゃんと検証したの?絶対に改善できない要因なの?
自分、今季のスローガンは「脱一喜一憂」。
相馬フロンターレの優勝は、2年先と考えていました。
だから、苦しいときに「このスタイルを信じる」とのコメントが選手からでたとき、胸が震えました。
おれたちも、どんなことになろうと力一杯応援するぞ!
そう思いました。
残り4試合。
どうか、未来を予感させる芯の通ったサッカーを貫いてください。
切に願います。