思い出のお店 | そうでもなくない?

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今日(1/29)は、月例の部内コンパ。たまたま浜松町へ行ったので、思い出の秋田屋へ。思い出とは、5年ほど前。僕は、浜松町の国際貿易センタービルに勤めていたことがあったのです。とはいえ、そんなに秋田屋へ行ってた訳ではないのですが、その店は午後3時くらいから開店していて、日の高いうちからオッチャンが酒をくらっているのです。当時、三度の飯より酒が好き!な僕には、秋田屋はたまらないシチュエーションのお店だったのです。

そんなわけで、あこがれだった秋田屋。久し振りに行ってみました。
おお!平日早い時間(18時30分)というのに、けっこう混んでるな。とりあえず外で一杯飲みながら待つことに。
まずは乾杯。相方は生中、僕はレモンサワーです。ホントは、焼酎お湯割りが欲しかったのですが、置いていないそうで、やむなくこのオーダーに。熱燗はあったのですが、次の日5件くらい顧客訪問があるため、無茶はできません。日本酒には、いっぱい苦い思い出があるのです。その話はまたの機会にとっておきますが(^_^;)

さて、推定気温4℃のテラスでコンパが始まります。レモンサワーのジョッキには、氷が浮かんでます。
一抹の不安を隠せぬまま、とりあえずジョッキを合わせます。
一口飲んだその時、
「2名様ぁ、中へどうぞぉ」
店員から声がかかりました。

ああ、よかった。

ゆっくり飲めるぞ。

と思ったのもつかの間。

あれ?片付けてるテーブルの位置が、入り口に近いぞ。

っていうか、そのテーブルと外の境には、薄いビニールのすだれしかない…


いやーん。寒いー。

その店の1階に座っている客は、すべてコートを着たままです。

僕らも、コートとマフラーでフル装備。

寒さに震えながら、それでも熱いトークで盛り上がる二人です。


しかし、いくら暑苦しい二人でも自然の猛威には勝てません。

限界が見えてきました。

そのときの気温、推定2℃。室温推定2℃。

室温が外と変わりません。

相方は、仕事に対する僕の考え方と彼へのリクエストに対して、熱く語っているわけなんですが、

様子がおかしいです。

不自然に、足を左右に動かしています。

手を見ると、震えています。

くちびるも震えています。

歯の根が合っていません。


相手の話を最後まで聞くことが僕の主義なんですが、さすがに命には代えられません。

このままでは凍死してしまうと判断し、彼の話をさえぎりました。

「とにかく外に出よう。このままでは死んでしまう」

まあ、外に出ても変わりはないんですけど。


そうして僕らは、思い出の店をあとにしました。

感慨や名残惜しさはありませんでした。

だって、寒いんだもん。

今度来るときは、花が咲くころにしますよ。


↓秋田屋名物たたき(つくね)。お一人様1本限りです。