以前こんな記事を書きましたが、、、


思うに私の場合、
誰の言うことも聞かない、というより、
実際は、
誰かのいうことが、ダイレクトに
刺さりにくい身体に
なってきているんだと思います。


例えば

『◯◯したほうがいいよ』と言われても

『あなたは、◯◯した方がいい
  と思っているんですね』
と返す。

『この世界の真理は◯◯だ』
と教われば

『あなたは、この世界の真理を◯◯だと
思っているんですね』
と返す。

直接言わなくても、心の中で呟いても同じ。

だから、
相手がネットでも、
テレビのコメンテーターでも同じ。


実は、これは、軸対話で教わったフレーズ
なのですが、
改めて考えてみると、
ものすごい深いものが詰まっている
と気づきました。
軸対話については川西未来子さんのブログへGO



このセリフ、ただ、鏡のように返す。
相手が投げてきたボールをそのまま返す
というものです。
というより、私には最近、
一旦ボールを受け止めて、グローブからこぼして
拾った球を相手に対して読み上げるだけ、
という感じがします。


相手にとっては、

魂の叫びかもしれんし、
こちらへの意地悪かもしれんし、
親切かもしれんし、
フラットな提案かもしれんし、
はたまた、支配下に置きたい為の
呪いの言葉かもしれん(笑)


それは分かりません。


だけど、それは、相手の世界、視点であって、
私には関係ないんです。


だから、
相手がそう私に言ったという事実、
あなたはそう思っているんだね、ということ
を確認している、そこで止めている。


相手の意味付けや、相手の意図を
受け取らない構造です。


それを気に入って受け取るかどうかは
こっちの自由なわけです。


まさに自他分離。


これ、へえ〜って知識に入れるだけと
実際にやってみるとでは、
雲泥の差があります。


声に出して、やってみる。
自分の脳に聞かせる日常を始めると、
だんだん上に書いたことが腹の底に
落ちてきます。
だから、ただのスキルではないんです。


そしたら、次の展開があります。


なぜなら、上記のセリフを言うと、
かなりの確率で、
相手は自分を語り始めます。


そして、更に

結構な確率で、相手の感じている世界が
私の予想と違うことを、
私は知ることになるのです。


つまり、自分と相手は違う生き物だ、
ってことが自然に身につく日常が
始まるのです。

今まで
思い込みの世界で空回りしていたなら
それがガラガラと崩れ始めます。
これはすごいことです。


しかも、まだあります。


上記のセリフを返されると
相手はフラットに自分の存在を
受け止められたと感じます。


考えを受け入れられた、じゃなく、
存在をがっつり受け止められた、です。


さらっと書きましたが、この違いは大きいです。
しつこいですが、
やってみればわかります。
されてみればわかります。


ちなみに、その後自分のでは何が起きるか
というと、


『あなたは◯◯と思うんですよね、
だけど私は△△と考えます』

かも知れないし、

『あなたは◯◯と思うんですよね、
だけど私は今は考えがまとまっていないけど
何かモヤモヤするんです』

もありだし、

『あなたは◯◯と思うんですよね、
  だけど私は◯◯というところまでは同じですが
  ニュアンスが少し違うんです』

もありだし。
2行目以降は、言うか言わないかも選べます。


要するに、

自分が定まってようが、そうでなかろうが
構わず、対話ができる。
誰にでも対話する資格がある、
つまり存在していいと実感できます。


自他分離はさらに進んでいきます。


明確に言語化できてないうちは
雄弁な相手に丸め込まれなきゃならない
なんて理屈はないんですから。


そうなると、
誰かの魂の乗った言葉も、
上っ面の言葉も、
関係なく、


自分は自分の領域を扱っていくことができます。


またまたしつこいですが(笑)
まるで、小手先のスキルのようですが、
そうではありません。


なぜなら、
ザワザワしている時に
上記のセリフを言うのはとても難しいからです。

たいていは、

『なにいってんのよ、
私のことわかってないくせに』 

『あなた、それはおかしいよ』

『え〜意味わからん』

などと言うてしまうわけです(笑) 

だから、その後は、売りことば買い言葉に
進みます。

だから、
たかがそのセリフをフラットに言えない
自分に向き合うことから
はじめることになります。


だけど、10回に1回でも出来た時に、
上記に書いたようなことが起こり
自他分離がちょびっと身体に入ってきます。


それを少しずつ進めるといつしか、

自他分離が通常。
調子の悪い時が反応会話


という常態になります。


長いのでこのへんで(笑)
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