ついに私も色の部屋に入ってきました。
 
一応説明しますと、
川西未来子さんに学んでいるカラーダイアローグ。
色から感じるものを頼りにその人その人の
心の地図を書いたり、
人類に共通の色彩心理を学んだりもしながら
対話に生かしていこうというもの。


この色の部屋に入ってみるというのは、
5歳息子に、紫好き?と聞いてみた時に
息子が言った言葉をきっかけに試し
始めたものです。記事はこちら★


単純に『◯色どう思う?』ってきくと、
色と距離がある感じですが、
色の部屋に入ると、包まれてしまうので、
いろんな視点や感覚が刺激されるようです。

以下は私の体験です。


青の部屋

流れる水を感じて、足元が気になってしまう。
青のペンキが日陰の部屋で陰鬱に映る。
子供の頃の平穏だけど何もすることがない
退屈な日常を思い出す感じ。


水色の部屋

誰かが濡れた青のペンキに、
白い粉をふりかけて、水色にしたみたい。
粉のおかげで、水はもう流れない。
ベビーブルーの思いやり。
ただ、しばらくすると私は
その白い粉にむせ始めた。
長くはいられないなあ。
 

ピンクの部屋

せっかくなので、
クレヨンのピンクのようなザ・ピンク
の部屋に入った。

少しして、心臓がドキドキしだした。
じっと見ていると、
壁から動く鼓動を感じるようになった。
鼓動ってすごいなあ、とまじまじと
観察する。


黄色の部屋

光が壁に乱反射して、増幅する。
自分のシルエットが溶けて針金のようになる。 
究極何も必要のない世界?声も出ない。

そしたら、突然、我に返って
絵の具の黄色に塗ったような壁が目にとまり、
現実に引き戻された。
人々の楽しそうな笑い声。
溶けていたものが、物質化?して、
目に見える存在に戻ったみたいな感じ。
成分は同じなんだろう。

金色の部屋

なぜかあまり光が入らない部屋。
暗い昔の祖父母の家で見た仏壇
のような金色しか思い浮かばない。
古い蛍光灯のような鈍い光の下の金色は
物悲しくて、早めに部屋を出る。

銀色の部屋

わからない。つや消しなんかな?
映らない鏡の間のようにしか感じない。
部屋としては、とても想像がつかなかった。


緑の部屋

いろんな濃淡の緑が迎えてくれる。
話しかけてくるような感覚。

初めてここでなら暮らせると思った。
ずっと対話していられるなら、もう書くことさえ
いらないかもしれない。
ただただ存在して息づく感じって
こんなんなのかなあ。


黄緑の部屋

緑の部屋の感覚に引きずられてか、
ここも、人格を感じる。
とても快活なユーモアのある、打てば響く
カエルがこっちをみて笑っているみたい(笑)


紫の部屋

黄緑の残像と合わせて見ている。
黄緑を隠し持っている紫は
意外に話せるやつ。
疲れた私は床に寝そべっていました。

紫は、怖い顔して、実はユーモアたっぷり♡
とても美しく、親しみの持てる
実に面白い相手。


赤の部屋

四つん這いになって床を見る。
床を赤くされたこの部屋は辛くはないのかしら?

だけど、じっと見ていると、突然、
美しい色。高貴な色と感じる。

紫のような逃げ場もなく、潔く、
本当は心細くもあるけれど、
赤という運命を引き受けてそこにいる。
そんな赤の話を聞かせて欲しい、と思った。



黒の部屋

私のいるとこだけ薄くスポットライトが光る。
黒の濃淡を見ている。
手を伸ばすとスポットライトから手は外れて
黒に溶ける。
目を見開くと
スポットライトは大きくなるみたい。

壁の黒と闇の境目を探求したい、
私と闇の境目を知りたい、なんて考えて
集中してしまい長居。
誰かによばれて、やっと出る。


白の部屋

たくさん白い造形物を作って配置する。
日影、モノの重なりなどの濃淡を眺めては 
楽しんでいました。退屈しないから、
いい部屋。


茶色の部屋

なぜか焦げ茶。
ユーモアのあるおじさんが
黒に色味を混ぜてくれたんだなあと思う。
宇宙に初めて大地が出来たときも、
そうだったのかな。
ユーモアが星を作って、そこから人は産まれた
のかなぁとか妄想(笑)


グレーの部屋

扉からして、塗り方にムラがある。 
白がはみ出して濃淡がたくさん。 
中に入ると牢屋にありがちな格子窓があるけど、イラストだとすぐわかる。
自嘲的なグレーの部屋の人格を感じる。
だけど白も私にはよく見える。   
今まで入ってきたいろんな色を上から  
重ねて試してみよう、と私がいう。
誰に?(笑)
回復作業の部屋。

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なんか、長くなってしまいました。
妄想が過ぎる(笑)

1つ1つおはなし(ホラー?(笑))が
書けそうでびっくりしました。

やってビックリ色の部屋、皆さんもどうぞ♡
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