外付けハードディスクが認識しないトラブル | ららぴまオフィシャルブログ「新作発表ブログ」powered by アメブロ

外付けハードディスクが認識しないトラブル

急にパソコンが重くなり、いろんなソフトが起動できなくなったと思ったら、外付けハードディスクが認識しなくなってました。


ディスクはフォーマットされていません。

ドライブ T: のディスクはフォーマットされていません。

今すぐフォーマットしますか?


ららぴまオフィシャルブログ「新作発表ブログ」powered by アメブロ-今すぐフォーマットしますか?

3日前の記事で、僕の全てのデータは外付けハードディスクに保存していると書いたばかりなので、かなり恐ろしいダイアログメッセージです。

今回はさすがに、僕なりの悲鳴を上げました。


不定期で別のハードディスクに完全バックアップを取っているので、ハードディスクが爆破されても1~2ヶ月前の状態の全てのデータはあるのですが、そうはいっても最近1~2ヶ月で開発したものや受信したメールや各種ログなどは無くなってしまうので恐ろしいです。


この「今すぐフォーマットしますか?」というダイアログは、もちろん「いいえ」を選択しました。


無事にデータを救い出せるかどうか、ここからが勝負どころです。

世の中にはハードディスクのデータを救い出すサービスもいろいろとありますが、プライベートなデータにしても仕事のデータにしても、さすがに外部に預けるのは抵抗があります。


どうすればいいのかネットで調べながら試行錯誤しました。


データの救出やハードディスクの復元に関するソフト4本(無料のソフト2本と有料のソフト2本)を使ってみたので、その感想を書きます。


■TestDiskの使用

まず最初に「TestDisk」というものを使ってみました。

最初にというか、他のソフトを試しつつ、このTestDiskだけは何度も断続的にチャレンジしました。


このソフトは無料ですし評判はいいですが、専門的な知識が必要な上に全て英語で表示されます。

ハードディスクの構造を理解しておかないと、何をどう設定すればいいかわからないかもしれません。


一応僕のハードディスクの症状を書いておくと、外付けハードディスクに1つのパーティションを作ってあるだけなのですが、その開始セクタのCHS(シリンダ・ヘッダ・セクタ)が本来は「0/1/1」になっていないといけないはずなのに、僕のハードディスクの開始セクタのCHSは何らかのトラブルで「0/1/2」になってしまったことが、認識してくれない原因なんじゃないかと予想しています。(CHSなどの情報はTestDiskで見ることが出来ます。)

これを直すべく試行錯誤しましたが、どうにもならず挫折しました。


とはいえ、このTestDiskというソフトはWindowsが認識してくれないこのハードディスクの中のフォルダやファイルを覗くことができましたし、選んだフォルダやファイルを別の場所にコピーすることもできました。

ただ、全角の日本語でつけたような名前のファイルやフォルダはファイル名やフォルダ名が文字化けしてしまいますし、なんかコピーに失敗したようなメッセージが表示されて終わることもありました。


なので一旦このソフトで本当に重要なファイルだけバックアップを取るのに使えたので良かったです。


TestDisk 6.11

http://www.cgsecurity.org/wiki/TestDisk


■データ復旧Rの使用

次はフリーソフトの「データ復旧R」を使ってみました。

実行すると、やはりこのソフトもWindowsが認識してくれないハードディスクの中身を覗いてくれて、ファイルの一覧が表示され、チェックしたファイルを別の場所にコピーしてくれました。

ファイルの一覧はフォルダをツリー構造で表示してくれなかったのが難点でしたが、コピーされた先はちゃんとフォルダがツリー構造で作成されてコピーされたので、良かったです。


ただ、全然進まない進捗状況を見ながら計算したのですが、僕のハードディスクに入っている300Gバイトのファイルを復元するのに、数ヶ月かかるのではないかという凄まじい残り時間が導きだされたので、早めにキャンセルして断念しました。

わかりませんが、容量の少ないハードディスクであれば有効に使えるのかもしれません。


データ復旧R for NTFS

http://taroemon2007.web.fc2.com/


■完全ドライブ復元の使用

次は有料の「完全ドライブ復元」というソフトを使ってみました。

こちらはデータの救出というより、認識しなくなったハードディスクをどうにかしてくれるソフトなのではないかと思います。


製品説明通りの症状だったので買ってみましたが、僕の症状は問題ないと判断され、ハードディスクが認識されない状態のまま処理が終了しました。

操作もシンプルなので試行錯誤しようがなく、買って無駄だったことが早々にわかりました。


完全ドライブ復元11

http://www.junglejapan.com/products/sec/pfc/recovery/drive/


■ファイナルデータの使用

次は「ファイナルデータ」というソフトを使いました。

実は「完全ドライブ復元」を使う前に試用版を使ってみて「これはいいな」と思っていたのですが、約8000円という値段から後回しにしていました。

完全ドライブ復元を買う前に、ファイナルデータを買っておけば良かったです。


こちらは「TestDisk」同様、Windowsが認識してくれないハードディスクの中身を見てくれます。

TestDiskではファイルやフォルダを選択するのにDOSのような画面でしたが、ファイナルデータはエクスプローラのような画面なのでとても見やすいです。

復元したいフォルダやファイルにチェックをつけて実行すれば、別のハードディスクにコピーしていってくれます。

今まさにコピー中なのでコピーが終わるとどうなるのかはわかりませんが、コピー先のドライブを見ている限りは、きれいにコピーされていっています。

もちろん、TestDiskと違って全角の名前のファイルやフォルダも正常にコピーされています。


ファイナルデータ9.0プラス 特別復元版

http://www.finaldata.jp/tokubetsu/


■nPOPの使用

余談ですが、ソフトをダウンロード購入する際に問題が立ちはだかりました。

ダウンロード購入するのにメールアドレスを入力してメールを受信しないといけないのですが、僕のメーラーは壊れたハードディスクの中にあるので、メールが受信できないからです。

新しくメーラーを別の場所にインストールすればいいのですが、受信したメールがばらばらになるのは避けたいです。

そこで「nPOP」というフリーソフトのメーラーをダウンロードしました。

これはメールを受信してもサーバにメールを残したままにしてくれるのでとても好きなメーラーです。


nPOP

http://www.nakka.com/soft/npop/



以上です。


とりあえずファイナルデータのおかげで、僕のデータはどうにかなりそうなので今のところは安心しています。


ちなみに、データ復旧Rを使った後、電気屋さんに行って退避用のハードディスクを買ってきました。

ハードディスク代と今回のソフト代で計2万円くらいになったのでなかなか切ないですが、ハードディスクもソフトも今後使えるので、「そのとき限りの修理代」と比べれば建設的な出費です。