す
6月12日。
色彩家の桑原美恵子さんに会いに
甲府へ行ってきました。
待ちに待った美恵さんの展示会。
お知らせをいただいた瞬間に
即、行くことを決めました。
美恵さんはわたしと出会うずっと前から
色のスペシャリスト。
今も変わらず、色と真摯に色と向き合う姿勢が
わたしは大好きなのです。
会場の“ののはな”さんは、築70年の日本家屋。
ひょこひょこと訪れてしまったのですが
展示場所は本当に奥ゆかしい佇まいでしたので
ほんの一瞬、ドキドキしつつも…
美恵さん、驚いてくれるかな〜、なんて
少しニヤニヤしてしまいました^^
中に入ると
変わらない美恵さんの姿がありました。
とても嬉しかった。
店主の信代さんの生けた草花に、
美恵さんの作品。
静かな日本家屋の中にそれらは調和して
心地よさと安らぎを与えてくれました。
大胆な展示に
息を飲むような感覚を覚えました。
美しい。。。
和紙は空間に溶け込みながら
優しく、そこに在って
耳を澄ませると
和紙の静かな呼吸が聞こえるようでした。
実は私が2017年に
鎌倉百年の倉tsuuさんで個展を開催した時、
美恵さんの和紙を絵と合わせて
使わせていただいたのですが、
美恵さんの染めた和紙は
その一枚だけで美しいので
彩遊和紙だけをたくさん眺めてみたい!と
その頃から思っていました。
なので、今回、
私の夢も叶ってしまったんですね〜✨
しかも、想像以上に。
ありがたいことです。
信代さんのお茶席にも
皆様と一緒に参加させていただきました。
静かな雨音や信代さんのお茶との向き合い方、
立ちのぼる湯気までも、すべてが美しく、
どこを切り取っても素晴らしかった。
こういう時間、必要ですね。