私が仕事をする上で

気を付けていることが

いくつかあります

 

そのいくつかの中の

ひとつが

 

『言った 言わない』

 

こういう状況に

ならないようにすること

 

 

その為に

最善を尽くして

メモを残して

 

大切な決め事は

複数人で行い

自分の目で

確認することを

怠らないようにすること

 

これを

出来る限りの範囲で

徹底しています

 

 

 

しかし

 

それでも

どうにもならない時も

やってきます

 

 

人付き合いは

仕事よりも難しいと

感じる出来事が

多々ありますが

 

この時もそうでした

 

 

 

その方は 数年前まで

ある会社の社長をされており

 

「今は 息子に譲り

 隠居生活ですよ」

 

と 笑顔を絶やさず

ゆったりと 丁寧に

話をされる方でした

 

 

奥様は

話し方 立ち振る舞い

全てが優雅で 上品で

 

夫の意見を大切にし

常に3歩下がって

夫を支える

 

そんな振る舞いを

される方でした

 

 

 

打ち合わせは

とてもスムーズで

穏やかで

 

今回のお客様も

とても素敵な方だなと

思っていました

 

 

 

ただ それは

打ち合わせの間

だけのようでした

 

 

実際に 打合せの後

工程に入るのですが

 

そこから雲行きが

怪しくなっていったのです

 

 

 

 

 

私の仕事は

工程に入る前までなので

その後 そこに

携わる事は

ほぼ ありません

 

だからいつも

どのようなやり取りを

その後 お客様と会社で

行われているのか

詳しく聞くことは

あまりないのですが

 

 

何か問題が出た とか

大きなミスがあり

大変だ とか

 

そういった内容の話は

殆ど聞く事がなく

 

 

お客様は とても

喜んでいらっしゃるよ

 

そんな話を

会社の方から

よく聞いていました

 

 

しかし この時は

真逆でした

 

工程が進んでいく中で

 

 アレが違う

 コレが違う

 聞いてない

 言ってない

 

その繰り返し

だったそうです

 

 

営業の方も

作業の方も

その対応に追われ

 

当時の記録を

何度も見返し

何度もその説明をして

 

 

説明の場では

納得して下さるそうなのですが

また直ぐに

全く違う事を仰られるのだと

頭を抱えていました

 

 

そして それは

私に関係のある内容にも

及んできました

 

私との打合せを

全否定する意見が

お客様の口から

飛び出してきたのです