センス | FLOWER

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どんな時も笑顔でいたい…そんなブログです(笑)

私が小学生だった頃…くるみ割り人形の映画が観たかった。
ポスターを買ってもらい、部屋に飾って毎日眺めてた
あらすじがポスターに書いてあって…
今となっちゃ、覚えてないんだけど
私にとって、初めてのファンタジーで
可愛くって、たまらなく魅力的だったの。
 
毎日、ポスターの前でウットリ眺め…半年ほど経った。
 
のんびり屋の私だけど…
流石に半年経って…上映は、いつされるのだろうと思ったww
因みに、私が毎日くるみ割り人形の映画を待ってたのを母にも言ってなかったのでそろそろ、母に気持ちを伝えようと思った。
 
 
『あのね…くるみ割り人形の映画が観たいの』
『あら、じゃー連れてってあげる』
『いつ?』
『上映期間が、ポスターに書いてあると思うからみてごらん』
 
 
そうか…そういうものなのか。
私は、走って自分の部屋に戻りポスターを見た。
一緒に部屋まできた母が、ポスターを見てひとこと。
 
『あら、もう終わってるじゃない』
 
 
…小学生で味わった、絶望だったww
 
 
もぅ観られないと思うと、更に憧れが増してしまった私。
サーカスみたいに、巡礼してて日本の何処かでやってるんじゃない?と思い旅に出ようかと、真剣に考えたくらいだったww
 
 
そんなある日、父がゴルフでハワイに行くというので…
私は、これはチャンスだと思いお土産にくるみ割り人形をオネダリした。
いつも、オネダリなんかしない子だったのに…余程ほしかったんだと思う。
それに…くるみ割り人形って、日本じゃなく海外で売ってると信じてたww
 
 
『あのね…お土産にくるみ割り人形がほしいの』
『ヒナがオネダリなんて珍しいな。よし!父さんに任せろ。買ってきてやる』
 
 
子供ながらに、これで安心だと思ったww
父は、アチコチ出かける人だったけど…これほど帰りを、待ってた事はない。まず私は、くるみ割り人形の寝る場所を作った。
名前を考えたり、一緒に遊ぶのを夢見て期待を膨らませていった
数日後に、父が帰ってきたとき…
テンションMAXで、興奮したのを覚えてる。
 
初めてのファンタジー。
憧れのくるみ割り人形が、いま自分の目の前にある!
 
 
『ヒナ、ほら…くるみ割り人形だぞ
 
父の笑顔が、これほど眩しかった事はない。
私は、キチンとお礼を言い…
キチンと正座して、息が止まる思いで包みを開けた。
 
 
 
父が買ってきたくるみ割り人形は…私の想像を、遥かに超えていた…
 
 
 
 
 
 
顔の怖い、裸体の人形。 乳が、尖ってる。。。
股間の窪みに、クルミを挟み…足で割る。 …股間にクルミだよ?
 
 
私は静かに…泣いたww
 
 
 
どこの世界に、こんな人形で喜ぶ小学生の女の子がいる?ww