じつは、BSでTV版が先行で放送されていて、観ている。
原作は村上春樹の「納屋を焼く」をベースにして、現代の韓国を舞台にしてる。
TV版は核心が忠実に表現できていたと思う。ただその分、膨らんだミステリーの部分をそのまま、真実を暗示させて終わってしまうので(原作もそおなんだからしょうがない)行き着くところを失っちゃうというか…
そこで、その先を描いた劇場版。
ほとんどはTV版をなぞるカタチ。
今度はそこから、ヘミを見失ったジョンスが次第に崩壊していく過程が息苦しく、その分冷静なベンの不気味さや憎らしさが、観ている方にも伝わって、なかなかに見せる。
結末が難しいところだけど、バーニングと言うからには、そうか、ここに持って来るか〜と言う感じ。
上映時間もあるけど、力作。
映画では納屋ではなく焼かれるのはビニールハウス。
実際、木造の納屋よりビニールハウスの方があっという間に焼けるのだな。イメージにはこちらの方が近いと感じた。
映画まで時間があったので、ケンタでランチ。
ローストチキンサンドと言うので、是非食べて見たかったけど、肉が分厚いだけで、ロースト感が薄く、うーむ、イマイチ。