とても評判が良かったのと、すっごく興味のあった
シンガーの話だったので、どうしても見たかった映画。
AMY
27歳で急逝してしまった、エイミー・ワインハウスの
ドキュメンタリー。
ほとんどがプライヴェート映像なので、ほぼ本当の姿
と言っていいエイミーの生涯。
何気なく1小節歌っただけで、只者ではない才能が
あふれ出る。
天性の声、豊かな声量、驚くばかりの表現力とテクニック。
何より歌を歌いたくて歌いたくて・・・その気持ちが
画面いっぱいにこぼれてるデヴュー前。
トニー・ベネットやナタリー・コール、自分のアイドルと
あがめる人たちを真似することで、歌を磨いた。
傍から見ると努力と思う事でも、彼女は苦労なんて思わず
夢中で練習したんじゃないかな。
この映画では始めの画像からすでに、歌は完成
している。
若さと健やかさと音楽への情熱に満ちた前半。
それが、ビッグになるのと反比例に無残な姿に
なってゆく。
仕事としての音楽の世界。
若い女性が周りの勝手な思惑や莫大なお金が動く
ビジネスの中で、自分を保っていくことがどんなに大変なのか。
ワタシらなんかにわかりゃしないけど・・・・
なんて、もったいない!o(;△;)o
これだけの才能を大切に育てようって気概のあるやつが
1人もいないのか。
くだらない男や、バカな父親、ドラッグにお酒。
そんな中でも彼女の歌は素晴らしい。
歌の中では完璧な彼女の世界が広がり、魅了される。
何回か、立ち直るチャンスはあった。
これだけ完成された人なのだから、数年休んだって
良かったのだ・・・死んじまうよりは。
マジで今のワタシ、痛切に思う。
ズタズタになった頃実現した、あこがれのトニー・
ベネットとのデュエット。
思う様に歌えないジブンに気づくエイミー。
こっちまで悔しくて情けなくって。
最後の画面はデヴュー前のシャイな笑顔で終わる。
blues氏のブログで彼女を知った、にわかファンの
ワタシは、しょうがないからこれから彼女のアルバム
聞きながら、ちょびっとでもこの気持ちを消化する
事にする。
電車でポケモンGOやると、こうなる(笑)でも結構ゲットできたりして。