個人的恨みとか、社会への復讐・・・一切関係なし!
「ディストラクション・ベイビーズ」
柳楽優弥 主演
ただひたすら人を殴るだけ。
親がいなくて、周りから迫害されていたとか、
苦労して育ったからとか、そういう原因なんかは
たぶん全く(まったくではないのか?)関係なく、
人に喧嘩を吹っかけて、殴り続ける男・泰良。
周りは理由もわからないまま、巻き込まれ
ぶちのめし、ぶちのめされてゆく。
勝手に泰良に共感してついてきた高校生・裕也。
コイツも女性を殴ってみたかった、ってだけの動機。
ルールとか、正義とか全然関係ないから、いっそすがすがしいと思える。
でーもこの映画を絶賛したら、どおなんだろうな~
人にどう思われるかを考えないように感想を述べると
・・・・恐る恐る
柳楽優弥の右ストレートが結構きれいに入る時があって
感心した。(笑)
格闘技の練習をしたんだろうか?
ところどころ、動きのいい時があって、暴力映画なのにうっとりしちゃったりして。
それからナナちゃんのしたたかさ。
図太いよね、やってることは3人の中では一番
怖いんだけど。
ただ泰良と喧嘩祭りの関係がイマイチわからなかった。
祭りに乱入するつもりなのか、関係なくただ戻っただけなのか。
理屈はいらないのかな。
楽しいか?楽しくないのか?そんだけ。
そんな不気味な男を柳楽優弥はさわやかに(?)演じて
いる。
確かに彼にしかできない役かも。
しかしー
素手であんだけやられたら、お互い手の骨も顔の骨も
折れてるし、たぶん内臓破裂なんかで
もう死んでると思う…
小さい映画館なので結構混んでいた。ずーっと殴られる音がしっぱなし、ヒエ~