秘境・辺境・未開の地・・・本当にいろいろと
巡ってきた不死身の男が。
「僕がいま、死について思うこと」
椎名誠著
内容(「BOOK」データベースより)
「自分の死について、真剣に考えたことがない
でしょう」67歳で主治医に指摘された。
図星だった。うつや不眠を患いながらも、死は、
どこか遠い存在だった。そろそろ、いつか来る
“そのとき”を思い描いてみようか―。
シーナ、ついに“死”を探究する!夢で予知した母
の他界、世界中で見た異文化の葬送、親しい仕事
仲間との別れ。幾多の死を辿り、考えた、自身の
“理想の最期”とは。
去年だったか、講演会でお会いした時は、何だか
疲れた感じで「あー彼もトシをとったのだな~」と
つくづく思った
お孫さんとの日々をつづった「大きな約束」では
じいじとして、長生きするぞ!みたいな意気込みも
あったけど、今回は死についてがテーマ。
世界各地で遭遇した、あるいは聞いたお葬式。
鳥葬・風葬・水葬などなど。
人々の死生観を考察。
最後は自分の死に方を想像する。
海べりで仲間たちとたき火しつつ、ぼんやりビールを
飲みながら、いつの間にか死んでるって(笑)
ムカシの椎名誠だったら、冒険中に不慮の事故とか
それこそ行方不明とか壮絶な最期が似合うような
気がしていたけど、今になってみればたしかに
これこそがピンとくる最期かもね。
いいなあ!ワタシもそうゆうのがいい。
病院で看取られつつってのは、なんだかいやだな。
気が付いたらいつの間にかなんて、ジブンでも気が
付かないみたいで(笑)いいじゃない。
そうゆう人にワタシもなりたい!