伝説のあのひと | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

というわけで←どうゆうわけで?(笑)

今日はクローン人間ではなく、ウォーカロン。

アンドロイド的な?ちょっと違うんだけどね。



「魔法の色を知っているか?」 森博嗣著




内容(「BOOK」データベースより)

チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。

ハギリは「人工生体技術に関するシンポジウム」に

出席するため、警護のウグイとアネバネと共に

チベットを訪れ、その地では今も人間の子供が生まれ

ていることを知る。生殖による人口増加が、限りなく

ゼロになった今、何故彼らは人を産むことができる

のか?

圧倒的な未来ヴィジョンに高揚する、知性が紡ぐ生命の物語。


ハギリ先生と再会です。


今度はウグイとの洋行。またしてもテロに巻き込まれる

先生。


今回完全にウグイは人間に限りなく近い存在、あるいは

人間だと先生からみなされている。


感情に関していえば、人口でも綿密なプログラムを作り

その上で経験から学習するシステムがあるなら

ウォーカロンは感情も人間並みと言えるようになりそうだ。


それと人間の差って、どこにあるんだろう?

人間にだってヒトの気持ちをくむのが苦手なヒトもいる

から、その境界はますますあいまいになる。


結局は「魂」はあるのか?という事に尽きちゃうのかなあ。


クローン人間が存在するとしたら、かれらには魂がある、とウォーカロンよりは信じやすい気がするけど

でも「魂」見た人いないし。存在がわからないのに

あるかないかなんて証明できないよね。


でもいっか、そんなこと。


これはウォーカロンにかかわる人間側の問題なのだな。


きっとウグイは先生にとってかけがえのない存在になる。

どっちだったとしても。



ところで、今回は伝説のビッグネームの存在がとうとう

具現化。


犀川先生が追いかけたかったあのヒトは、こんな遠い

所までやってきていた。

コールドスリープの後は、もしかして自らのほとんどを

意識以外かけがえのある存在にしてしまったのかも。


この言い方、言いえて妙(笑)伏線はもともとあったものね。

S&Mシリーズの頃からここまで考えて作っていたのかなぁ?


森先生こそオソロシイ・・・あへへ








ココで出てきた、ナゾのアネバネ。コイツの正体は?