情報なしで手に取ったけど・・・思いがけず
ヘビー級ボクサーのお話が入っていて、GOOD!
なんか、タイムリー。
「アイネクライネナハトムジーク」
伊坂幸太郎著
内容(「BOOK」データベースより)
ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。
奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、
他力本願で恋をしようとする青年、元いじめっこへの
復讐を企てるOL…。情けないけど、愛おしい。
そんな登場人物たちが作り出す、数々のサプライズ。
ひとつずつが独立した短編なのだけど、この主人公が
次の物語の主人公の友達とか、同僚とか、どこかで
つながっていて、さらにその子供同士が友達だったり
全く知らないところでかかわりがあったり。
「WAO!このヒトはあの時のあのヒトなのか~!」
なんてサプライズがたくさん。時間もアチコチ飛んでいる
ので、思わず自分で相関図作っちゃったよ(笑)
ネタバレになっちゃうから、ココには書かないけどね
中心として日本人のヘビー級ボクサーが出てくる。
彼は日本人の夢だ。
現状でヘビー級の世界チャンピオンは日本人には
むずかしい。だから本当にこんな場面が来たら
日本中がTVの前で応援しちゃうんじゃないかと思うよ。
彼が勝ったら、きっといいことがある!
そんな期待をかけたくなる気持ち、わかる。
登場人物たちの夢を後押しする斉藤?さん。
歌のおみくじを売ってる人ってワタシは解釈した。
いいね!今のワタシの気持ちを後押しする歌、
なんか聞かせてよ、斉藤?さん。
この物語ができたきっかけは、ミュージシャンの
斎藤和義さん。好きなんだ~。
当然、あの斎藤さんはこの斎藤さんだよね(笑)
詩がメチャ良かった。
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作中しばしば、子供らに疎ましく見られるオトナ。
今残念なオトナになってるヒトも、昔はこんなに
初々しく、今の少年少女たちと同じようなキモチで
オトナを見ていた。
だから
オトナ達も昔の自分を思い出し、またリングに再び
戻ってくるに違いないと思うのだ。
チョー脇役の口パク君、最後に出てきたのは?フフフ
女子だから、せめてミドル級ぐらいにしたいもんだ(笑)