原作を読んでから早3年・・・。
(2013年2月に読んでた。贅沢な読書 ヽ(;´Д`)ノ )
「ソロモンの偽証 前・後篇」 藤野涼子主演
出版されたとき、700ページ余りの単行本3冊(Ⅰ~Ⅲ)
で、あまりの金額に(笑)たじろいだけど、結局2階から
飛び降りるくらいの気持ちで買った。
これまでの推理小説とはアプローチが違うので、一体
どうやって決着をつけるのかが興味の中心。
クラスメートの転落死は、自殺か他殺か?
警察は自殺で決着をつけているが、様々な憶測が
飛び交い、同級生たちは低迷する。
3年に進級した藤野涼子たちは、事件を自分たちで調べ
疑惑のヤンキー・大出俊次を生徒による裁判にかける
決心をする。
というわけで、結末を知ってる映画を観たわけさ
原作はもちろん面白かった。さすが、宮部みゆき。
おサイフは痛かったが←しつこい
なので、映画ではあの膨大な物語のどこを削ったのか
が一番気になった。
結果はオーライ!スッキリして問題の焦点がくっきりしたと思う。
野田君サイドストーリーとか、超マイナーキャストの廷吏・
ヤマシンとかに、全く触れないのはちょっとサビシかったけど。
それと、新人でいきなり主演の14歳・藤野涼子さんが
スバラシイ!
あの長台詞、表情も変えず坦々と、でも静かに怒りを
たぎらせていく演技が、もうベテランの域。
こんなヒト、いるのね~。今までどこにいたのよ?
彼女のための映画と言ってもいいくらい。
上映時間は、前篇121分・後篇146分。
けっこうな長さ でもこれまた先が気になって、長い
後篇も続けて観てしまった(笑)
最近面白いゾ~、日本の映画も!