最近の作品の帯に、皆川博子氏のお薦めが入ってた。
読んだことのなかった作家さん。
「作者不詳」 三津田信三著
内容(「BOOK」データベースより)
奇妙な古書店で手に入れた曰くつきのミステリ同人誌には
怪異が宿っていた。見世物小屋から消えた赤ん坊/残酷で
屈折した高校生らが鏖殺された事件の恐るべき記録ノート
/無惨に切断された首が招く無人島の殺戮。
本格に徹した幾多の謎に現実は絡めとられ、身の毛もよだつ
終幕が襲う。気宇壮大なミステリ曼陀羅。
刀城言耶(とうじょうげんや)シリーズを読もうと思ったけど
その前にこの辺を読んでみた方がいいと思って・・・
でも、なんだか「ホラー作家の棲む家」の方が先だった
みたいだなぁ。
それに気宇壮大な・・・というには京極なんかと比べると
薄~いような・・
ちょっと違うのが、ホラーとミステリーの融合ってところだろうか。
怖さはけっこうあるね!
お札を張って、悪霊を払う的なのは牡丹灯籠みたい。
いいですねぇ、こうゆうの。
7人の同人誌メンバーがそれぞれに書いた恐怖の作品。
そこに残された謎を解かなければ、読んだ者は行方不明に。
このメンバの名前がひどすぎ(笑) いないでしょ、こんなヒト。
いかにも暗号めいてて怪しすぎる。
でもホラー特有のタダでは終わらない展開。
なかなか良さげ。ちょっと三津田氏続けてみよう。