ハピネスの世界 | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

ずいぶんおとなしい芥川賞だな~という印象。



「春の庭」  柴崎友香著





芥川賞だからと言って、毎回受賞作を見てる

わけじゃないけど、読んだ作品はもれなくカゲキな

作品が多くて。



今回は題名も優しく、内容もほわっとした感じ。

ああ、「きことわ」もそうか。


古いアパートに住むバツイチの青年と住人、それから

ワケあり?の隣の一戸建てとのかかわりを描く

・・って、ざっくり(笑)



コレはですね、読んでたら自動的に、木皿泉脚本の

「すいか」的世界思い出しちゃった。HAPPY



なんとなく人とかかわるのが苦手なヒトたちが

ぎこちなくも、人生のほんのちょっとの時間と場所を

共有することで、次のステップに進んでゆく、みたいな。


嫌いではない。・・いいじゃない?


住人・西がむちゃくちゃ興味を持ってる隣のおうちは、

そのムカシ、女優とCMディレクターが住んでおり、

この家で撮った写真集を出している。


個性的な家で、西は実際に見たこともあるのだが

今は、年代目かの違う住人が住んでおり、また見たい

が、かなわずにいる。


この写真集って、永瀬正敏が小泉今日子と結婚してる

時に開いたプライベートな写真展を思い出させるのだよね。


ますます「すいか」っぽい(笑)


なので、ジブンの中で描きやすかったのかも。


レトロっぽいトコロも良いのかな。


いつまでも残っていてほしい。

ビューパレス サエキⅢも、春の庭の家も。

(写真集の題名が春の庭なのだ)


そしてハピネス三茶もぷぷ

でも、消えゆくものだからこそ愛おしいし、なんとかこの

ココロに残して置きたいと思うのだ。









でも~「春の庭」ってタイトル、ジミ過ぎない?(笑)