東京地方裁判所。
法律を勉強中の八郎君(仮名)が裁判の傍聴に
行くというので、こんな機会は滅多にない!
連れて行ってもらうことにした。
堂々たる外観。霞が関って官庁だらけだね。
向かいには外務省の建物が。
ちょっと通り過ぎればすぐ桜田門。TVでおなじみ(笑)
・・・ってしか縁のないトコロ。
緊張して門を通る。
正面玄関には、イキナリ飛行機に乗るときみたく
エックス線検査機がある。
バッグもジブンも全部見られて、晴れて入場。
裁判の一覧がファイルされているので、アタリを
つけて開廷しているところを目指してゆく。
で~も法廷室って、メチャクチャたくさんあり、
オマケに建物が広くて階層もアリ~のでどこに行って
いいかわからない・・
着いてから1時間ぐらいウロウロし、やっと一室に
たどり着いた。
八郎君は前にもっと小さな裁判所を傍聴したことが
あるそうだ。
北尾トロの「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」
なんて読んだことがあるので、
らーら「もしかして、廊下で被疑者とすれ違ったり
することってあるの?」
八郎 「可能性はありますね~。
この間はなかったけど あの狭いところで
すれ違ったら、お互いつらいですね」
今日は刑事事件ではなく、民事を見るのでそんなに
緊張しなくてもよさそう。
それに廊下もやたらと広いし・・・と思ったら、部屋毎に
細かく仕切ってある所はかなり狭く、迷路のようだ。
比較的広い方の法廷にコソっと入ると、もう裁判は
始まっていた。
傍聴は自由なんだけど、なんだかプライバシーに
勝手に立ち入るみたいで、オドオド。
中は学校の教室よりちょっと小さいくらい。
原告と被告、それぞれの弁護士、裁判長、記録係
と司法修習生の7人が関係者。
傍聴席は少なく、20席もなかったと思う。
傍聴人は、ワタシらいれて3~4人?
何しろあまりキョロキョロしても悪いので目だけ
動かして見るカンジ。
内容は、損害賠償請求といったところか。
被告側の弁護士が質問している最中だったので
内容を把握するまでにちょっと時間がかかった。
とても静かに坦坦と進んでいるのだけど、
こちらから見たら小さな案件でも、当事者には
大変な事なのだとヒシヒシと伝わってくる。
それなりにドラマがあり、1時間余り傍聴して終了。
民事なので、最終的には和解に持ってゆくのが
ベストだったよう。
次回にどうするかが話し合われるらしい。
終わると、みんな一斉に退出するので、帰りの
エレベーターは、原告と弁護士と一緒になった。
小声で話しているのを聞くと、思うように進められた
ようで、弁護士さんは上機嫌だった。
裁判所内を結構歩き回ったのと、気を使ったのとで
疲れた。その辺をぶらつこうと思ったが、やっぱり
帰ることに。
その前に隣の建物が気になり、パチリ。
この東京駅みたいな建物は、法務省旧本館だって。
見学もできる。
元気がないのでこのまま帰ったが、今度は中を
ぜひ見学したい。
この経験の成果は、ぜひ逆転裁判に生かそう!