文庫が出たので、改めて買い求め再読。
「喜嶋先生の静かな世界」 森博嗣著
この本は、ワタシにとって森先生の作品の中でも
特別な作品だ。
研究者としての才能に恵まれていながらも、世の中を
渡っていくには、とても生きづらさを感じている人達の
話。主人公は先生自身と思われる。
これってS&Mシリーズの犀川先生とか、Vシリーズの
紅子さんとか、はたまた海月クンとか・・
こういう人たちを描く原型になっていると思うんだよね。
主人公の橋場クンは、大学に入学したものの、
思っていたところと違うと感じ、失望していた。
が、喜嶋先生と出会い、自分の進む方向を見つけ
やがて、社会とも折り合いをつけて研究を続けていく
すべを体得して行くのだ。
必要な時に必要な人と出会う事の大切さ。
多分前回読んだ時も同じ感想だったと思う。
だが、喜嶋先生はどうだったのだろうか?
彼にも、スピカ嬢のように一般社会へつながりを
つけてくれるような存在がいたら、もっと違う未来が
あったのではないか。
研究を続けるためには、その手段を見つけなくては
ならない。まさしく、森先生が実践している人生。
自由をつくり自在に生きるって事だ。
それと、
何の為に学ぶのか。学んだことをどう生かすのか。
答えがここには書いてある。
課題を与えられてクリアしていく訓練を積んだら
あとはジブンで課題を探し出し、その答えを突き止め
て行くのが最終(永遠のかも)目標だとわかっていたら、
小中高ともうちょっとましに勉強したんじゃないかと思えて
なんだかくやしい気もする(笑)
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先週は雨に降りこめられてしまって、自転車の出動は
1日だけ
・・・・いや、出勤はちゃんとママチャリで行ってたが
クロスの方ね。
本当は日曜、ちょっと遠出をしようと思ってたのに。
つらいな~、梅雨。
今日は、渋谷は降ってる、新宿は降ってないって
状況で、ジムのあと2時間ばかし乗ってきた。
午後の多摩川は下流から風が吹く。
なので行きしなは向かい風で下流に向けて
漕ぎ出す。
そうすんと、帰りは若干の上り坂、追い風で
楽なのだ。
月曜だから、ほとんどサイクリングロードは人も
いない。
快適~ これで、も少し晴れてたら美しいのに。
東京側は黒雲が立ち込めてるけど、こっちは
ダイジョブそうだ。
・・結局、ぬれることなくブジ帰宅。
あ~、早く晴れないかな~