三島屋変調百物語シリーズ。
「泣き童子」 宮部みゆき著
宮部さん読み始めてから長いなぁ!
20年ぐらい経つのかしら。
そして、三島屋シリーズも出てから7~8年くらい?
最初の方、忘れちゃったよ!(笑)
読みながらだんだん思い出してきたけどね。
三島屋の叔父叔母宅に身を寄せるおちか。
ジブンのつらい過去を、消化するために百物語に
なぞらえ、ワケありの人たちから、変わった話を集め
始める。
フシギな話、幽霊関係の話・・
前は、感動のままに終了する話が多かったのだけど
今回は、
ぼっけえ、きょうてえ!
凄惨な話が表題作含め2つほど。
しかしあいかわらずうまいなぁ!
図書館で借りるのに1年ぐらいかかったのに、
あっという間に引き込まれ、気が付いたら
読み終わってしまったよ
しかも、今までよりずーっと怖い。
どんどんおちかが、深みにはまってゆくのでは
ないかと心配になるが、気になる青野先生との仲も
何やらじわりじわりと近くなっている様子。
それに、過去の事件にも少しだけ向き合おうとする
気配もみえ、もしかしたらそろそろ大きく展開
するのでは?と思わせる。
むむ、それとも気を持たせて、やっぱり百物語を
本当に紡いでしまう気なのか?
これからの動向がきになりますぅ~
次回作は早く予約しなきゃ!