宇宙人の襲撃を免れた地球。
そこに暮らすジャックとビクトリア。
「オブビリオン」 トム・クルーズ主演
宇宙人の生き残りを駆逐する任務があり、地球に
残っている2人。
他の生存者は、土星の衛星タイタンへの移住を
推進するため、宇宙にある施設で暮らしている。
(地球は核などの汚染により、もはや普通には住めない)
ある日、宇宙船のポットが不時着し、コールドスリープ
状態の女性を見つけるが・・・。
無くなっていた記憶がよみがえってくるジャック。
ジブンが本や湖畔の家に郷愁を持つ意味が
わかってきた時、まったく違った事実が浮かんでくる。
つまりこりゃあ、いわゆる「猿の惑星」だべさ。
でも主人公はトムクルーズだし、住んでるところは
(周りこそ砂漠だけど)洗練されたスカイハウスだし。
・・ってそこがポイントじゃあないけど。
全体に静かで、美しい印象。映像がきれい。
真実が明らかになっていっても、このテンションは
あまり変わらないので、起伏がなく盛り上がりに
欠けるところがあるが、ワタシは結構好きだな。
雰囲気や物語の分かり辛さは、2001年宇宙の旅
に似せている感じ。
最後にはちょこっとどんでん返し的な部分もあり、
それなりに面白い作品だと思う。
でも、大ヒットになるようなものでもないことも確か。
すでにこういった話では、すぐれた作品があるから、
驚けないってこともあるのかもしれない。
昔に比べれば映像技術は格段にいいのに、作る方は
大変だね。